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SSL証明書が期限切れになった時の直し方 制作会社任せの更新を確かめる順番と2027年からの短縮

SSL証明書の期限切れと接続の確認

SSL証明書が期限切れになった時は、制作会社・管理会社へ警告画面と対象URLを送り、証明書の更新から設置までを依頼します。
支払いだけ済んでいても、新しい証明書がサイトに反映されていなければ、警告は解消しません。

制作会社へ運用を任せている場合も、誰が更新し、誰が復旧を確認するかは自社で把握しておきたいところです。
発注側で確かめる順番が分かれば、連絡に必要な情報をそろえ、2027年からの有効期間短縮にも備えられます。

要点期限切れに気づいた時の動き方

警告を記録→管理者へ連絡→更新・設置→復旧確認の順で進めます。警告を無視して閲覧を続けるよう案内したり、原因が分からないまま証明書やDNS設定を削除したりしないでください。

SSL証明書の期限切れで起きることと最初の確認

SSL証明書は、サイトとの通信相手を確認し、暗号化した接続を行うために使う証明書です。有効期限を過ぎるとブラウザが警告を出し、ページへ進めなくなることがあります。

この警告が出ると、会社案内を読めないだけでなく、問い合わせ・予約・資料請求へ進む入口も妨げられます。
ただし、期限切れという事実だけで、サイトの改ざんや情報漏えいまで起きたとは判断できません。

警告画面だけで期限切れと決めつけない

同じ証明書の警告でも、端末の時計のずれや証明書の設定不備が原因になる場合があります。自分のPCだけで起きているなら日付・時刻を確かめ、別の端末でも同じURLに警告が出るかを切り分けましょう。

出典:Google Chromeヘルプ「Chromeの一般的なエラーメッセージに関するヘルプ」

切り分けの間も、警告を突破してログインしたり、個人情報を入力したりする操作は避けてください。発注側はエラー文、表示された日時、URL、画面の画像を残し、実際に配信されている証明書の期限は管理者へ確認を依頼します。

なお、URLがhttpのままになっている場合などは、SSLの未設定と期限切れを分けて考える必要があります。表示の違いはホームページのSSL化と「保護されていない通信」の直し方でも確認できます。

URLと警告
→
更新担当へ
→
発行と設置
→
配信の実物
発注側は状況を伝え、管理者から設置後の確認結果を受け取る

更新している会社と契約を確かめる

SSL証明書の更新を誰に頼むかは、ホームページの保守契約とサーバーの契約名義から確かめます。制作会社へ管理を委託しているなら、まず同社へ連絡し、SSLの更新も委託範囲に入っているかを聞きましょう。

一方、自社でサーバーを直接契約し、制作会社にはページ修正だけを頼んでいる場合は、サーバー会社の管理画面とサポートが確認先になります。
見覚えのない更新メールのリンクから入るより、普段使っている公式管理画面を開いて契約を照合すると混同を防げます。

担当が分からない時に探す資料

探す資料分かること次の確認先
保守契約書SSLの担当範囲制作・管理会社
サーバーの請求書契約先と契約者社内の契約担当
過去の更新通知対象名と申込先通知の受信担当

証明書に表示される発行者は認証局なので、その名前と制作会社が一致するとは限りません。発行者が分かっても管理担当が不明なら、請求書や過去のやり取りから「申請する人」と「サイトへ設置する人」を別々に探します。

連絡先が見つからない場合は、先に保守契約を解約したり、サーバーを止めたりしないでください。管理の引き継ぎも必要なら、ホームページ管理会社を変更する際の手順と引継ぎ項目を使い、契約と管理権限を整理してから進めます。

SSL証明書を更新して復旧する順番

SSL証明書の期限切れを直す作業は、失敗の原因を解消し、新しい証明書を発行・設置して、接続を確認する流れです。契約の支払い、証明書の発行、サイトへの設置はそれぞれ進み具合を確かめる必要があります。

無料SSLは自動更新が止まった原因から確認する

無料SSLを自動更新している場合でも、更新に必要な確認が通らなければ失敗します。たとえばエックスサーバーの公式FAQでは、DNSの参照先、アクセス制限、転送設定が確認項目に挙げられています。

出典:エックスサーバー「無料独自SSLの自動更新が失敗し、手動更新もできません」

このうちDNSはドメインと接続先を結び付ける設定で、転送は別のURLへ移動させる設定を指します。サーバー移転や転送の変更を最近行っていれば、その作業日も管理者へ伝えると、証明書の更新が止まった経緯を調べやすくなります。

ただし、発注側が判断せずにアクセス制限を外したり、DNSを書き換えたりするのは避けましょう。公開範囲やメールへの影響もあるため、必要な変更は管理者が対象と時間を限定し、作業後に設定を戻すところまで確認します。

注意「自動更新」の表示だけで完了にしない

自動更新が有効でも、直近の処理が成功したとは限りません。管理画面の失敗表示や通知メールを確認し、原因を直した後に再実行した結果を受け取ります。

手動で更新する操作は契約サービスを確認してから

エックスサーバーの無料独自SSLなら、原因を確認した後にサーバーパネルの「SSL設定」で対象ドメインを選び、「更新」を実行する手順が案内されています。
これは同サービスの例なので、別のサーバーや制作会社管理の契約では、その管理者が使う手順に従います。

出典:エックスサーバー「無料独自SSL設定」

管理画面に入れない場合も、いまの証明書を先に削除して作り直そうとしないでください。契約名義と権限を確かめ、サーバー会社または管理会社へ対象ドメインを伝えて復旧手続きを確認します。

有料SSLは支払い・認証・再発行・設置を分ける

有料のSSL証明書では、サービスの契約期間と、設置済み証明書の有効期間は別です。契約が続いていても証明書の再発行が必要になるため、支払い済みという理由だけで更新完了とは判断できません。

管理者には、契約が有効か、本人・組織やドメインの確認が済んだか、新しい証明書が発行されたか、配信先へ設置されたかを順に聞きます。手続きに使う呼び名が「更新」「再発行」「有効期間延長」と異なっても、設置後の確認まで依頼する点は共通です。

商品によって更新の受付窓口や取扱状況も違うため、さくらのSSLで特定の証明書の更新受付が停止した際の確認点のように、契約中の商品名を基準に案内を確かめることも必要になります。

契約・申請の確認

支払いと契約の有効性
認証と再発行の進み具合

サイト側の確認

新しい証明書の設置
実際の接続と有効期限

復旧の判定は実際に配信される証明書で行う

新しい証明書が発行されても、古い証明書が配信されたままなら期限切れの警告は残ります。そのため、管理画面の「発行済み」と、利用者が接続するサイトの状態を照合するところまで管理者へ頼みましょう。

  • 対象URLで新しい有効期限の証明書が配信されている
  • 証明書の対象名と接続しているドメインが合っている
  • wwwあり・なしやフォームなど、使う入口で警告が消えている
  • CDNなど中継サービスを使う場合は、その配信先も確認した

CDNはサイトの配信を中継するサービスで、構成によってはサーバーとは別に証明書を管理します。利用の有無が分からなければ管理者に聞き、フォーム送信などの動作確認は担当者と範囲を決めて実施してください。

制作会社・管理会社への連絡文例

最初の連絡では、原因を断定せず、見えている症状と調べてほしい項目を分けると担当者が動きやすくなります。急ぐ場合は電話で知らせたうえで、URLと警告画面をメールや普段の連絡手段へ残します。

期限切れの疑いを伝える依頼文

件名:ホームページのSSL証明書確認・復旧のお願い

弊社ホームページで証明書に関する警告が表示されています。対象URL、確認日時、警告画面の画像をこの連絡に添えますので、証明書の有効期限と更新状況をご確認ください。

期限切れの場合は、契約・認証の状態を確認のうえ、更新または再発行と設置までのご対応をお願いします。あわせて、原因、復旧見込み、次に状況をご連絡いただける日時をご共有ください。

作業完了後は、新しい有効期限と、対象ページで警告が解消した確認結果をお知らせください。弊社側で必要な承認や手続きがあれば、その内容もご案内いただけますと助かります。

送る時は実際の対象URL・日時・画像を添付し、予約ページや問い合わせフォームにも影響しているなら追記します。IDやパスワードが必要と言われても、本文へまとめて書かず、管理会社と合意した安全な方法で共有してください。

復旧見込みが出ない時に追加で聞くこと

復旧までの時間は認証や設置環境によって変わるため、「何時に直るか」に加えて「どこで止まっているか」「次はいつ報告するか」を聞きます。原因が未確定でも、調査中の項目と次回連絡時刻が分かれば、社内や顧客への案内を判断しやすくなるためです。

案内が必要なら、確認できた事実と代替の連絡先に絞り、未確認の復旧時刻は約束しません。文面はホームページの停止や障害を伝えるお知らせ例文を参考に、利用できる連絡経路へ合わせて整えます。

SSL証明書は2027年から最長100日、2029年から47日に

SSL証明書の管理は、一度更新したら長期間そのまま使える運用から、短い間隔で再発行と設置を続ける運用へ変わります。公開サイトで使う、ブラウザから信頼されるTLSサーバー証明書には、次の最大有効期間が定められています。

発行日ごとの最大有効期間

発行日次の切替日まで最大有効期間
2026-03-15以降2027-03-15未満200日
2027-03-15以降2029-03-15未満100日
2029-03-15以降以後47日

出典:CA/Browser Forum「Baseline Requirements for the Issuance and Management of Publicly-Trusted TLS Server Certificates」6.3.2(英語)

この区分は証明書が発行される日を基準にした上限で、切替日に既存の証明書が一斉に期限切れになる意味ではありません。実際の有効期間は発行元や商品によって上限より短いこともあるため、自社に設置された証明書の期限を確認します。

とくに、2027年に最長47日になるわけではありません。2027-03-15からは最長100日、2029-03-15からは最長47日と分けて把握し、現在の契約にどの運用が適用されるかを管理者へ聞きましょう。

有料証明書も契約中に再発行・設置を繰り返す

短縮の影響を受ける有料証明書では、契約の支払いが年単位でも、その間に証明書を入れ替える機会が増えます。ただし、自動で再発行・設置できる契約なら、人の手作業が同じ回数だけ増えるとは限りません。

エックスサーバーの2026年2月5日の案内では、有償SSLの再発行は原則自動で行い、企業認証・EVや一部の例外では利用者の手続きが必要と説明しています。無料独自SSLも自動更新を続ける方針ですが、失敗した時の対応まで不要になるわけではありません。

出典:エックスサーバー「オプション独自SSL(有償のSSL証明書)の有効期間短縮に伴うご案内」(2026年2月5日)

一方、この案内だけで各社の2027年以降の全商品・全設定の対応を保証することはできません。自社の認証方式と更新手順を契約先へ確かめ、申請から設置までのどの部分が自動かを確認しておきます。

契約を保つ

支払いと契約終了日を管理

証明書を入れ替える

認証・再発行・設置を実行

配信を確かめる

実際の有効期限と警告を確認

SSL証明書の期限切れを繰り返さない管理

SSL証明書の期限切れを防ぐには、自動更新と、その失敗に気づく仕組みをセットにする必要があります。年に一度の請求書確認だけでは証明書の入れ替えを追えなくなるので、管理会社との分担も証明書の周期へ合わせます。

担当者が代わっても分かる記録を残す

  • サーバー・SSLの契約先と契約名義を残す
  • 証明書の対象ドメインと現在の有効期限を記録する
  • 申請・設置・失敗時の連絡担当を決める
  • 更新失敗の通知を受ける社内窓口を決める
  • 更新後に配信証明書を確認した記録を受け取る

通知先は担当者個人だけにせず、不在時にも社内で引き継げる受信先と確認担当を決めます。あわせて期限監視を管理範囲に含めれば、更新処理が止まった時に、メール以外からも異常を把握できるようになります。

その際は「監視あり」という契約文言だけで済ませず、期限切れの前に誰へ知らせ、誰が原因を直し、誰が完了を確認するかまで確認します。失敗通知を受け取るだけで対応担当が決まっていない状態は、そのままにしないことが大切です。

管理更新と失敗時の担当を決める

通知を受ける人→原因を調べる人→復旧を確認する人を明確にし、次の担当者にも渡せる記録へ残します。

よくある質問

QSSL証明書の期限切れは放置しても直りますか?

ASSL証明書の期限切れは、自動更新が失敗した原因などを解消しないと直らない場合があります。警告が出ているなら放置せず、管理者へ更新・設置の状態を確認します。

Q制作会社とサーバー会社のどちらへ連絡しますか?

ASSL証明書の管理を制作会社へ委託している場合は同社へ、自社でサーバーを直接契約・管理している場合は契約先へ連絡します。担当が不明なら保守契約書と請求書から確かめます。

QSSLの料金を払っていても期限切れになりますか?

ASSLの契約期間と証明書の有効期間は別なので、支払い済みでも再発行・設置が済んでいなければ期限切れになる場合があります。契約、認証、発行、設置を分けて確認します。

Q無料SSLなら必ず自動更新されますか?

A無料SSLでも、サービスの条件やDNS・転送などの設定によって自動更新に失敗する場合があります。自動更新の設定と直近の処理結果を、管理者へ確認します。

QSSL証明書が47日になるのは2027年ですか?

A公開サイト用の信頼されるTLSサーバー証明書は、2027-03-15以降の発行で最長100日、2029-03-15以降の発行で最長47日です。実際の有効期間は発行元や商品で異なります。

QSSL証明書の期限切れの復旧には何時間かかりますか?

ASSL証明書の復旧時間は、認証・審査・設置や配信環境によって異なるため一律には決まりません。管理者へ処理が止まっている箇所、復旧見込み、次の報告日時を聞きます。

SSL証明書の復旧は設置後の確認まで

SSL証明書の期限切れ対応とは、原因を確かめ、新しい証明書の発行・設置から正常な接続の確認まで行う作業です。
いま警告が出ているなら、対象URLと警告画面を管理者へ送り、復旧後に新しい期限と確認結果を受け取りましょう。

要点復旧後は次の更新を誰が見るかまで確認

短縮される有効期間に備え、契約の更新・証明書の再発行・設置・監視を分けて担当を決めます。制作会社に任せる場合も、失敗時の連絡先と完了の報告方法を自社に残しておきます。

弊社では、予算と必要な保守・更新の範囲に合わせて対応の進め方を考えています。管理状況や予算がまだ整理できていない段階でも、いま把握している内容からご相談いただけます。