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さくらのSSLでサイバートラスト証明書の更新受付が停止 対象と発行済み証明書への影響

さくらのSSL更新受付停止の要点

発行済みの対象SSL証明書は、受付停止後も有効期限満了日まで利用できます。そのため、停止のお知らせだけを理由に、すぐに証明書を外したり入れ替えたりする必要はありません。

一方で、更新期限が近い場合や、申込済みでも発行が完了していない場合は対応が分かれます。
先に確認するのは、契約中の商品名、有効期限、申込状態、案内メールです。

SSLは、Webサイトと閲覧者の通信を暗号化する仕組みです。専門用語を覚えるより、自社がどの状態に当てはまるかを見分けることから始めてください。

さくらのSSL更新受付停止の結論。発行済みは満了日まで使える

さくらインターネットは、対象となるサイバートラストの証明書について、2026年9月11日18:30から新規・更新・再発行の受付を停止しました。
ただし、すでに発行されている証明書が同時に失効したわけではありません。

結論今の証明書は、状態を見て判断する

発行済みなら満了日まで利用可能です。申込中なら発行状況と個別案内を確認し、これから新規・更新を予定しているなら代替候補を検討します。

「受付停止」と「発行済み証明書の即時失効」は別の話です。
慌てて設定を変えると、証明書や秘密鍵の取り違えにより、かえってHTTPS接続を止めるおそれがあります。

出典: さくらインターネット「サイバートラスト証明書 新規お申し込み・更新受付停止のお知らせ」

今すぐ対応する人と、確認だけでよい人

発行済みで有効期限に余裕があるなら、まず満了日と契約担当者を記録します。
反対に、満了日が近い、発行待ち、これから新規取得するという場合は、代替証明書の準備を先に進めるのが安全です。

注意停止のお知らせだけで証明書を削除しない

発行済み証明書は満了日まで使えます。新しい証明書の動作確認前に古い証明書を外さないことが、サイト停止を避ける基本です。

さくらのSSLで受付が停止した対象は2製品

受付停止の対象は、サイバートラストが発行するiTrustの2製品です。さくらのSSLで扱う全商品が止まったわけではありません。

停止対象の製品と手続き

確認項目対象扱い
製品iTrust SSL/TLS for SAKURA受付停止
製品iTrust EV SSL/TLS for SAKURA受付停止
手続き新規・更新・再発行受付停止

商品名は似ていても、認証局がJPRSやグローバルサインであれば今回の停止対象とは異なります。
ブラウザーの鍵マークだけでは契約商品を判別できないため、管理画面や契約メールで正式名称を照合してください。

SSLの設定場所や確認方法が曖昧な場合は、先にSSL設定の仕組みと確認ポイントを押さえると、サーバー管理会社との会話がしやすくなります。

発行済み・申込中・これから申込で影響が変わる

さくらのSSL更新受付停止の影響は、証明書がどの段階にあるかで分かれます。
社内で「うちは大丈夫か」と聞かれたら、次の4状態のどこに当てはまるかを確認してください。

発行済み

満了日まで利用し、更新準備日を決める

申込中

発行状況と個別案内を確認する

更新予定

認証レベルを保つ代替候補を選ぶ

対象外商品

今回の停止と切り分けて通常管理する

2026年9月14日18:00の時点で分岐する

申込済みの対象証明書は、2026年9月14日18:00までに発行が完了したかで扱いが分かれます。
同時刻までに発行されれば満了日まで利用でき、発行が完了しなければ、さくらインターネットから代替証明書が個別に案内される仕組みです。

発行待ちの方は、同じ申込を重ねたり、案内前に独自判断でキャンセルしたりしないでください。
管理画面の状態と登録メールアドレスの受信状況を確認し、個別案内を正本に進めます。

さくらのSSL更新では認証レベルをそろえて代替を選ぶ

更新予定者は、現在の証明書がOVかEVかを確認し、同じ認証レベルの候補から選びます。
OVは組織の実在性を確認する証明書、EVはより厳格な確認を伴う証明書で、ドメインの使用権を確認するDV証明書とは役割が同じではありません。

公式が案内する代替候補

現在の認証代替候補申込扱い
OVJPRS組織認証型新規申込
OVグローバルサイン企業認証SSL新規申込
EVデジサートセキュア・サーバID EV新規申込

発行会社や証明書を変更する場合、さくらのSSLでは通常の更新ではなく新規申込扱いです。
そのため、今までと同じ更新ボタンを押せば終わるとは考えず、申込、審査、証明書発行、サーバー設定までを一続きの作業として見積もります。

選定商品名より先に認証レベルを合わせる

OVをEVへ、またはEVをDVへ無意識に変えると、審査や運用の前提が変わります。現在の認証レベルと必要なサイトシールの有無を整理するのが候補選びの出発点です。

出典: さくらのSSL「更新について」

停止原因は中間CAの移行手続き。不正アクセスとは無関係

サイバートラストは、SSL証明書をつなぐ新しい中間CA証明書への移行に関し、Apple Root Programの規定に対する手続き上の問題が判明したと説明しています。

中間CAは、Webサイトの証明書と、ブラウザーが信頼する大元の証明書をつなぐ中継役です。
人に例えるなら、身元を証明する書類が正しい発行経路で渡されたことを確かめる中間確認に近い役割を持ちます。

出典: サイバートラスト「SSL/TLSサーバー証明書の中間CA証明書に関するお知らせ」

誤解
不正アクセスで証明書が危険になり、すべて失効する
VS
事実
中間CA移行の手続きが原因で、発行済みは満了日まで使える

本件と、さくらインターネットが発表した不正アクセス事案は別件です。
不正アクセス側の事実と対処はさくらインターネットの不正アクセスに関する整理で確認し、SSL更新停止と混同しないようにしてください。

出典: さくらインターネット「サイバートラストSSLサーバー証明書中間CA証明書変更のお知らせ」

さくらのSSL更新期限が近いときの確認順序

期限が近いときは、証明書名、満了日、申込状態、担当者の順で確認します。
商品選びから始めると、停止対象か確かめないまま手続きだけが先行しかねません。

商品名を見る
→
満了日を見る
→
申込と設定を分担
作業後はHTTPS接続と新しい満了日を確認する

今日確認する7項目

  • 契約中の証明書名が停止対象の2製品か
  • 有効期限満了日はいつか
  • 新規・更新・再発行のどの申込状態か
  • さくらの登録メールアドレスで案内を受信できるか
  • CSRと秘密鍵を誰が管理しているか
  • サーバーへの設定を誰が担当するか
  • 作業後の確認結果をどこへ記録するか

さくらのSSLでは、通常の更新案内メールが満了日の約45日前・約30日前・約15日前に送られ、更新申込は満了日の30日前から可能と案内されています。
ただし今回の対象製品は受付停止中なので、メールの本文と最新告知を優先してください。

SSLだけでなくドメインも期限切れになるとサイトやメールへ影響します。
ドメイン期限切れを防ぐ管理方法と合わせ、更新日、通知先、担当者を1枚の管理表にまとめておけば、引き継ぎ資料としても有効です。

証明書を切り替える際の失敗を防ぐ3つの要点

代替証明書を取得できても、サーバーへ正しく設定できなければ完了ではありません。
切り替え前の控え、証明書一式の確認、切り替え後の接続確認をひとまとまりで実施します。

CSRと秘密鍵の組み合わせを崩さない

CSRは証明書を申し込むための情報、秘密鍵はサーバー側で通信を復号するための重要な鍵です。
別の秘密鍵と組み合わせると証明書を正しく設定できないため、作成者、保存場所、対象ドメインを作業前に確認します。

中間CA証明書も新しい発行元に合わせる

認証局を変更するときは、サーバー証明書だけでなく指定された中間CA証明書も確認します。
指定と異なる中間CAを設定すると、証明書の信頼経路を正しく示せません。

古い証明書を外す前に新しい接続を確認する

設定後は、HTTPSで開けるか、対象ドメインが一致するか、新しい満了日になったかを確認します。
可能ならパソコンとスマートフォン、複数のブラウザーで見て、警告表示が出ないことまで確かめてください。

警告切り替えは作業前の復旧手段まで決める

元の証明書と設定値を控え、新しい証明書の確認前に削除しないでください。戻し方が分からない状態で作業すると、障害時間が長引きます。

サーバー、ドメイン、サイト制作の担当範囲が分かれていると、更新通知だけ受け取って作業者が決まらないことがあります。
ホームページ保守の範囲を参考に、証明書更新を契約に含むかを確認しておくのが、次回に迷わないための備えです。

切り替え後は鍵マークだけで終わらせず、ホームページのセキュリティ対策も点検してください。
SSLは通信を守る仕組みであり、ログイン情報、更新プログラム、バックアップまで自動で守るものではありません。

さくらのSSL更新停止に関するよくある質問

さくらのSSL更新停止への対応とは、証明書の状態と満了日を確認し、必要な人だけ代替取得を進める判断です。

QさくらのSSLはすべて更新できなくなったのですか?

AさくらのSSL全体ではありません。受付停止の対象はサイバートラストの「iTrust SSL/TLS for SAKURA」と「iTrust EV SSL/TLS for SAKURA」です。

Q発行済みのiTrust証明書はすぐ使えなくなりますか?

A発行済みのiTrust証明書は、さくらインターネットの公式発表上、証明書の有効期限満了日まで利用できます。

Q新規・更新申込済みで、まだ発行されていない場合はどうなりますか?

A対象証明書は2026年9月14日18:00までに発行が完了すれば、有効期限まで利用できます。同時刻までに完了しない場合は、さくらインターネットから代替証明書が個別に案内されます。

Q現在の証明書を今すぐ入れ替える必要はありますか?

A発行済みで有効期限内の対象証明書は、本通知だけを理由に即日で入れ替える必要はありません。ただし、有効期限が近い場合は代替証明書の準備を始めてください。

QさくらのSSL更新時の代替証明書はどう選べばよいですか?

AさくらのSSL更新時の代替証明書は、さくらインターネットから届く案内を確認し、現在と同じOVまたはEVの認証レベルを維持できる候補から選びます。

Q他の認証局の証明書への変更は更新扱いになりますか?

A他の認証局や異なるSSL証明書への変更は、さくらのSSLでは新規申込として扱われます。

Q受付停止はさくらインターネットの不正アクセスと関係がありますか?

Aさくらインターネットは、SSL証明書の受付停止と2026年9月10日に発表した同社システムへの不正アクセスに関連は一切ないと説明しています。

さくらのSSL受付再開は未定。満了日から逆算して判断する

2026年9月14日早朝の確認時点で、さくらのSSLの商品一覧には対象製品の受付停止が表示され、停止期間は未定です。
再開日を予測して待つのではなく、自社の満了日と代替準備の進み具合で判断します。

出典: さくらのSSL「商品・価格一覧」

満了日まで十分な余裕があるなら、公式告知を監視しながら更新方針を決められます。
満了日が近いなら、受付再開だけに賭けず、同認証レベルの代替候補を準備してください。

判断待つか動くかは満了日で決める

再開時期は公式にも未定です。期限、認証レベル、申込状態、作業担当の4点がそろわない場合は、代替準備を止めないでください。

SSL更新の契約名や作業担当を自社だけで整理しにくい場合は、ノーサイドへのお問い合わせで現状を共有してください。
契約画面、満了日、届いた案内メールをそろえると確認が早く進みます。