Shopify(ショッピファイ)の注文後に、見慣れない「Shopで注文を追跡する」ボタンが出ていたら、配送先が日本の購入者にも案内を広げた更新が関係している場合があります。
Shop(ショップ)は購入者向けのアプリで、荷物の状況を確認する窓口のひとつです。
この更新を受けて店舗側で確かめたいのは、ボタンの表示設定と出荷時の追跡情報です。ページとメールでは管理する場所が違うため、表示される条件から、非表示にする方法、荷物を追えない時の確認順まで分けて見ていきます。
Shop配送追跡ボタンが日本の購入者にも表示される
Shopifyは2026年10月30日、Track with Shopの案内を日本とシンガポールへ広げたと発表しました。対象になるのは配送先住所が両国にある購入者で、ストアが対象となり、Track with Shopを有効にしている場合に案内されます。
この「日本対応」は購入者の配送先住所についての変更なので、日本語で表示しているかどうかだけでは判断できません。同じ発表でShopアプリとShop.comの日本語対応も案内されていますが、配送先の条件と言語の対応は別に捉えましょう。
出典:Shopify Changelog「Track with Shop expands to Japan and Singapore」(英語)
ボタンが案内される場所と確認するもの
| 表示場所 | 確認するもの | 管理する場所 |
|---|---|---|
| サンクスページ | Shopへの案内 | チェックアウト設定 |
| 注文状況ページ | 追跡リンク | チェックアウト設定 |
| 注文確認メール | 標準のボタン | 通知テンプレート |
| 配送情報通知メール | 標準のボタン | 通知テンプレート |
公式ヘルプでは、Track with ShopはすべてのShopifyストアで初期設定が有効と説明されています。自分で新しいアプリを入れていなくても案内の対象になり得るため、変更する前に現在の設定と購入者向けの通知を見比べるところから始めてください。
要点表示と追跡の準備は分けて見る
ボタンはShopへ進む入口であり、荷物の追跡情報を作る機能ではありません。表示設定がオンかどうかと、出荷時に番号を登録できているかを別々に確かめます。
ただし、どのストアでも全注文に同じ表示が出ると決めつけないでください。発表には対象ストアという条件があり、通知メールを独自に編集している場合も、標準テンプレートと表示が異なることがあります。
ShopifyのShop追跡ボタンを表示・非表示にする
ShopifyのShop追跡ボタンを調整する時は、ページ側の設定とメール側の編集を分けると、変更する範囲を絞れます。ボタンを残すかどうかは、自店の発送案内と並べて、購入者が次に何をすればよいか分かるかで判断しましょう。
ページの案内
メールの案内
ページ側はチェックアウト設定で切り替える
管理画面の「設定」→「チェックアウト」を開き、「お客様の連絡方法」にある「お客様がShopで注文を追跡するためのリンクを表示する」を確認します。表示するなら選択し、隠すなら選択を外して保存するのが、公式ヘルプの案内です。
その設定を保存した後は、サンクスページと注文状況ページの案内が意図した状態か確認します。管理画面の表記や配置がヘルプと違う時は、テーマのコードを探し回る前に、設定の該当項目とShopifyサポートの案内を照合してください。
追跡案内のためだけにShop Payを無効にする必要はありません。Shop Payは支払いの仕組みで、配送追跡リンクとは役割が違うため、まずチェックアウト内の追跡リンクの設定を対象にします。
通知メールはテンプレートを別に確かめる
標準の通知テンプレートを使っている場合は、注文確認メールと配送情報通知メールにもShopのボタンが表示されます。メールから外したい時は、「設定」→「通知」で該当するお客様向けの通知を開き、テンプレートの編集内容を確認する流れです。
ここで、チェックアウトの選択を外せばメールもすべて消えるとは判断できません。注文確認だけを直して配送情報通知を見落とすこともあるため、メールは種類ごとに確認するようにします。
テンプレートを編集する前には元のコードを控え、取り除く対象をShopの案内部分に絞ります。メール全体を初期状態へ戻すと、独自に加えた案内も失うため、配送に関する注意書きや通常の注文状況リンクまで消さないようにしましょう。
注意非表示にしてもShopの利用自体は止まらない
表示を外した後も、購入者は有効な追跡番号があればShopで荷物を追跡できます。ボタンの非表示は案内の出し方の変更であり、Shopで追跡する行為を止める設定ではなく、ストアがShopに掲載されるかどうかにも影響しません。
そのため、Shopを使わない購入者にも、注文状況ページや配送会社の追跡先へ進める案内を残しておくと安心です。どのリンクを押せばよいか分からない状態を避けるためにも、編集後はプレビューとテストメールの両方で文面を見比べます。
Shop配送追跡ボタンはあるのに荷物を追えない時
Shop配送追跡ボタンを押しても配送情報が出ない場合は、発送済みにした注文の追跡番号と配送業者から確認します。購入直後の案内ボタンと、発送後に届く荷物の追跡データは別なので、表示の設定だけを切り替えても不足したデータは補えません。
追跡番号だけでなく配送業者も照合する
Shopifyで出荷処理を行う際には、有効な追跡番号と配送業者を注文に追加します。配送業者が自動で選ばれていても、番号が入っているだけで正しい配送業者と判断しないようにしましょう。
自動判定が違う時は、配送業者の一覧から正しい業者を選び、一覧にない場合は「その他」で配送会社の完全な追跡URLを指定できます。Shopifyと直接連携していない配送業者でも手動で情報を追加できるため、連携の有無だけで追跡不可と結論づけないでください。
一方、有効な追跡番号がない荷物は追跡できません。配送方法に追跡が含まれるかを先に確認し、番号を発行しない発送方法であれば、発送した日と問い合わせ先を通常の通知で案内する判断になります。
この追跡情報を複数の荷物に分けて登録する場合は、荷物ごとに追跡番号を登録する必要があります。先に送った商品の番号だけが登録されていないか、未発送の商品まで同じ荷物として案内していないかを、商品と荷物の組み合わせで照合しましょう。
倉庫連携とShopアカウントは確認先が違う
外部の倉庫や出荷アプリを利用しているなら、番号・配送業者・追跡URLのどこまでがShopifyへ送られるかを提供元に確かめます。
番号だけが送られていると配送業者を誤判定する場合があるため、連携画面の「送信済み」だけで確認を終えないようにしてください。
この出荷データの流れを点検する時は、Shopifyの一括出荷と既存の一括処理の違いも押さえておくと、倉庫やスタッフに頼む確認の範囲をそろえやすくなります。追跡ボタンの表示設定だけを担当者へ依頼しても、出荷データの不足までは解決しません。
追跡情報が登録されているのにShopへ注文自体が追加されない時は、注文に使ったメールアドレスとShopに登録したアドレスが一致しているかを確認します。Shopifyストアの注文はこのアドレスの一致をもとに自動で追加され、受信箱へのアクセスは使われないため、GmailやOutlookのメールアカウントを連携することは必須ではありません。
メールアドレスの一致と受信箱への接続は別の条件なので、追跡のために必ずメールアカウントを連携する、と購入者へ案内しないようにします。Shopアカウントを使ったカート同期の条件も、アカウントとログイン状態を区別して説明する時の参考にしてください。
購入者へShop追跡を案内する前にそろえること
Shopでの配送追跡を案内する時の出発点は、購入者がアプリを使わなくても状況を確認できるかという確認です。
配送会社の追跡先や注文状況ページを通常の連絡にも残しておけば、アプリの登録方法が分からない購入者にも、次に見る場所を伝えられます。
Shop
注文をまとめて確認し、荷物を追跡する購入者向けサービス
Shop Pay
支払い情報などを保存し、チェックアウトを進める仕組み
配送業者
発送された荷物を運び、配達に関する情報を提供する会社
Shopは荷物の発送や配達そのものを行うサービスではないため、未発送か、発送後かでも案内先は変わります。ストアからまだ出荷していない時にアプリの操作だけを案内しても、発送予定を知りたい購入者の疑問には答えられません。
店舗の確認結果を添えて返す
「Shopを入れないと荷物が分からないのか」と聞かれた時は、通常の追跡先と、確認できた発送状況を先に返すと伝わりやすくなります。確認していない到着日を約束しないよう、文面には実際の注文情報だけを入れてください。
文例アプリ以外の確認先も伝える
Shopアプリをご利用でない場合も、発送のご案内メールにある追跡先から配送状況をご確認ください。追跡先が開かない場合や情報が見つからない場合は、注文番号を添えて当店へご連絡いただければ、発送状況と登録している追跡情報を確認してご案内いたします。
この文例は、発送メールに通常の追跡先を載せている場合に使えます。まだ発送前なら追跡先の説明より発送状況を優先し、予定が変わっている場合は発送遅延を伝えるメールの書き方に沿って、次に連絡する時期を具体化しましょう。
担当者がそろえておく確認記録
表示を残す場合も外す場合も、ページ・メール・出荷情報を分けた記録があると、次に問い合わせを受けた人が確認を引き継げます。Shopの案内を外す作業で通常の追跡リンクまで失わないことを、変更後の確認項目にも入れておきましょう。
- 配送先住所とShop追跡リンクの現在の設定を確認した
- サンクスページ・注文状況ページの案内を確認した
- 注文確認・配送情報通知メールを別々に確認した
- 荷物ごとに追跡番号・配送業者・URLを照合した
- Shopを使わない購入者への確認先を残した
配送追跡のよくある質問
QShopの配送追跡ボタンは日本でも表示されますか?
AShopの配送追跡ボタンは、対象ストアでTrack with Shopが有効な場合、配送先住所が日本の購入者にも案内されます。Shopifyは2026年10月30日に日本とシンガポールへの拡大を発表しました。
QShopの追跡ボタンはどこに表示されますか?
AShopの追跡ボタンは、サンクスページ、注文状況ページ、注文通知メールに案内されます。メールについては、標準の注文確認・配送情報通知テンプレートを使っているかも確認します。
QShopの追跡ボタンを非表示にできますか?
AShopの追跡リンクは、管理画面の設定からチェックアウトを開き、お客様の連絡方法で選択を外して保存できます。通知メールからも外したい場合は、該当するメールテンプレートを別に編集します。
Q追跡ボタンを消すためにShop Payを止める必要はありますか?
A追跡ボタンの表示を調整するためにShop Payを止める必要はありません。Shop Payは支払いの仕組みなので、追跡リンクの設定と通知テンプレートを対象にします。
QShopアプリを使わなくても荷物を追えますか?
A購入者はShopアプリ以外にも、店舗の注文状況ページや発送メールにある追跡先から配送状況を確認できます。追跡には有効な番号と対応する配送情報が必要です。
QShopで追跡するにはGmailとの連携が必須ですか?
AShopifyストアの注文をShopへ同期するために、Gmailの受信箱を連携することは必須ではありません。注文時のメールアドレスがShopに登録したアドレスと一致しているかを確かめます。
Q分割発送した注文の追跡番号はどう登録しますか?
A分割発送した注文には、荷物ごとに追跡番号を追加します。どの商品がどの荷物に入っているかと、配送業者の情報を合わせて確認します。
最初に確かめる設定と出荷情報
日本対応後のShop配送追跡ボタンは、配送先住所とTrack with Shopの有効設定を起点に確認します。
そのうえで、ページの案内はチェックアウト設定、メールの案内は通知テンプレート、追跡できない荷物は番号と配送業者へと、見る場所を分けて進めましょう。
ボタンの有無を整えた後は、購入者が発送後に迷わず状況を確認できるかまで確かめると、自店の対応を決められます。ほかの変更も一緒に確認するなら、Shopifyの2026年秋アップデートと日本での利用条件から、現在の運営に関係するものを選んでください。

