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古いホームページのリニューアル費用は何で変わる?作り直しで増えやすい作業

ホームページのリニューアル費用と作業範囲

ホームページのリニューアル費用は、新しいページを作る作業に、今のサイトの調査・データ移行・公開の切り替えをどこまで含めるかで変わります。古いサイトでは、見た目が同じページ数でも、引き継ぎに必要な作業が増えることがあるためです。

たとえば、昔のお知らせを残すのか、会社のメールも移すのかで、頼む範囲は違ってきます。
見積もりを受け取る前に「作るもの」と「引き継ぐもの」を分けておくと、金額の違いを作業内容から確かめられます。

ホームページのリニューアル費用は制作と引き継ぎの範囲で変わる

ホームページのリニューアル費用を見る時は、完成後のページや機能と、そこへ移るための作業を分けて考えると整理しやすくなります。デザインだけを見て比較すると、今ある記事や問い合わせ窓口の引き継ぎが抜けかねません。

新しく作るもの

ページ構成とデザイン
スマホでの表示
フォームなどの機能
自社で更新する仕組み

今のサイトから引き継ぐもの

文章・画像・PDF
記事とページのURL
ドメイン・サーバー契約
メールや計測の設定

ページ数が同じでも、機能と原稿の準備で作業が変わる

同じページ数でも、会社案内の文章と写真がそろっている場合と、取材して原稿を書き直す場合では、制作会社が受け持つ工程が違います。
さらに、資料ダウンロードや予約、サイト内検索を付けるなら、動作の確認も必要です。

このため、見積もり前にはページ数・機能・素材を誰が用意するかをセットで伝えます。「お知らせを自分で更新したい」なら、更新画面の用意と操作説明まで含むかも聞いておきましょう。

「古いから全面改修」と決める前に、直す目的をそろえる

古いホームページの作り直しでも、残せるページや機能があれば、新しく作る範囲を絞れます。
ただし、データを移せるか、更新を続けられるかは見た目だけでは分からないため、まず現状の確認を依頼する進め方が現実的です。

部分修正で足りるかから迷っている場合は、古いホームページのリニューアル時期を判断する基準と合わせて考えると、今回解決する課題を決めやすくなります。目的がそろってから、移行にかかる作業を加えて見積もりを読みます。

古いホームページの作り直しで増えやすい5つの作業

古いホームページの作り直しでは、更新の仕組み、URL、契約、サーバー、原稿を順に確かめます。
すべてが追加料金になるわけではありませんが、必要なものが見積対象から抜けると、後から依頼し直すことになります。

更新の仕組み

データを取り出し、新しい環境で使えるか確認する

ページのURL

残すページと移転先を対応づける

契約と名義

登録者・契約者と手続きの担当を確かめる

サーバーとメール

移すものと切り替え後の動作を確かめる

古い原稿

現在の事業内容に直してから掲載する

古いCMSやPHPに合わせたデータ移行と機能の作り直し

CMSは記事などを更新する仕組みで、WordPressもその一つです。WordPressなどを使うサイトでは、記事・画像などのデータと、テーマやプラグインで動く機能を分けて、どこまで引き継げるか確認します。

PHPはサーバー側でプログラムを動かす仕組みなので、古い環境から移す時は、移転先で同じ機能が動くかの点検も必要です。
WordPress本体を更新するだけで、すべての独自機能まで対応できるとは限りません。

出典:WordPress.org「より高速で安全なサイトを手に入れましょう:今すぐPHPを更新」

そこで制作会社には、「残すお知らせを取り出せるか」「今のフォームを引き継ぐか、新しく作るか」と、残したいものを具体的に伝えます。調査後に修正が必要と分かった場合の見積もり方も、先に決めておくと進めやすくなります。

この移行では、画像などのファイルとデータベースの両方を保存してから作業するのが基本です。データを移す作業に加え、バックアップや移行後の件数・表示の照合まで見積もりに含まれるか確かめておきます。

出典:WordPress.org「WordPressの移行」

URLの引き継ぎ表と、変わるページの転送

ホームページのURLが変わる場合は、古いページから新しいページへ案内するリダイレクト(自動転送)の設計が必要です。ドメインをそのまま使っても、下層ページの名前や階層が変われば、ページごとの確認は残ります。

このため、旧URLと新URLの対応表を作り、転送の設定と確認を見積対象にします。画像やPDFに外部からリンクされていることもあるため、移す対象を本文ページだけに限らないようにしましょう。

Googleも、URLの対応づけと永続的な転送、内部リンクの更新を案内しています。すべての旧URLを無関係なトップページへまとめて転送せず、対応する内容へつなぐ方針を制作会社と決めます。

出典:Google検索セントラル「サイトを移転する方法」

実際の一覧づくりは、リニューアル時のURL引き継ぎ表を使うと、残す・まとめる・削除するページを分けられます。転送設定をしても検索順位の変動を完全には防げないため、公開後の確認担当も決めておきます。

ドメインとサーバーの名義・管理権限の整理

ドメインの登録者、サーバーの契約者、制作会社の作業用アカウントは、それぞれ確認する対象が違います。自社名義か、更新通知を受け取れるか、誰が手続きできるかをそろえてから、変更が必要か判断します。

JPドメインでは、管理先の変更、登録情報の変更、別の登録者への移転は別の手続きです。そのため「名義を変える」と一言で頼むより、何の契約を、誰から誰へ変えるかを制作会社と確かめた方が、作業範囲を明確にできます。

出典:JPRS「JPドメイン名の各種申請について」

書類の準備や今の管理会社との連絡が必要なら、その調整を誰が担当するかも見積もりに残します。登録者や契約者が分からない段階では、変更手続きより先に調査が必要な場合があります。

サーバー移転と会社メール・フォームの確認

サーバーを移す時は、ホームページ以外に会社のメールも同じ契約で使っているかを確かめます。Webの表示先とメールの配送先が一緒に変わる構成では、メールの設定や切り替え後の受信確認も必要になるためです。

実例として、エックスサーバーの「新サーバー簡単移行」のマニュアルでも、切り替え後に旧サーバーへメールが届く場合や、新旧でデータの差が生じる場合への確認を案内しています。具体的な移転手順は契約先によって違うため、サイトが表示できただけで旧サーバーを解約しないようにします。

出典:エックスサーバー「新サーバー簡単移行」

制作会社には、メールを移すか、フォームの通知と自動返信を確かめるか、切り替えに問題が出た時の戻し方まで含むかを聞きます。移転の依頼範囲は、サーバー移転を代行に頼む前の確認リストとも照らし合わせられます。

古い原稿・写真・PDFの整理と書き直し

今ある文章をそのまま移せても、終了したサービスや旧住所が残っていれば、公開前の修正が必要です。「原稿移行」は内容の書き直しまで含むのか、文字や画像を移すだけなのかで、依頼する作業が変わります。

そこで、残す原稿・直す原稿・載せない原稿を社内で分け、写真やロゴの元データと使用条件も確認します。制作会社に文章を整えてもらう場合でも、現在の事業内容や実際の対応範囲は、自社が確認して渡す必要があります。

この分担を決める時は、ホームページの原稿を自社と制作会社で分担する方法も参考になります。取材・執筆・校正・入力を分けて頼むと、見積もりの「原稿作成」が何を指すか確かめやすくなります。

ホームページのリニューアル見積もりは「一式」の対象を確かめる

ホームページのリニューアル見積もりでは、作業の名前と完成の確認方法を対応させます。「移行一式」とだけ書かれている場合も、その対象を別紙やメールで残してもらえば、比較する条件をそろえられます。

作業対象に含めるもの確認するもの
現状調査CMS・機能・契約調査結果の一覧
データ移行記事・画像・PDF対象一覧と照合
URL引き継ぎ対応表・転送設定転送の確認結果
契約の整理登録者・契約者手続きと担当
公開切り替えWeb・メール・SSL動作確認の記録
原稿の更新取材・執筆・入力原稿と承認者
公開後の対応不具合・更新・保守対象と対応条件

含む・別料金・対象外を、同じ項目で回答してもらう

この表の各行について、「見積もりに含む」「別料金」「対象外」を回答してもらいます。別料金なら対象と算定方法、対象外なら誰が作業するのかまで分かれば、合計金額だけでは見えない違いを読み取れます。

とくに、移行する記事やPDFの量、原稿を直す範囲、フォームの数は、実際の対象を指定します。含まれる作業の範囲が違うまま「こちらの会社が安い」と決めると、後から必要な作業を足すことになりかねません。

調査前の概算と、調査後の見積もりを分ける

古いサイトの内部を調べる前には、修正が必要な機能や取り出せるデータが分からない場合があります。
その段階の金額はどの前提で出した概算かを聞き、調査後に確定する項目を分けておきます。

そのうえで、追加作業を始めてから追加料金を知らされることを避けるため、対象外の作業が見つかったら「内容・費用・日程を提示し、自社が承認してから着手」と決めます。こう決めておくと、概算から変更があった時も、理由を作業単位で説明してもらえます。

注意公開後の対応も見積もりの外へ置かない

制作時の不具合修正、公開後の文章変更、サーバー保守は契約上の範囲が異なる場合があります。対応する期間・対象・連絡先を確認し、制作費と継続費を分けて比べます。

今の制作会社と別の会社ではリニューアル費用の前提が変わる

ホームページのリニューアル費用は、今の制作会社か別の会社かという違いだけでは決まりません。資料と権限を引き継げるか、必要な作業をどこまで引き受けるかを、どちらの会社にも同じ条件で聞くと判断しやすくなります。

今の制作会社へ

過去の資料や構成を使えるか確認。担当や仕様の変化も聞く。

別の制作会社へ

渡せる資料と権限を確認。旧会社との調整担当も決める。

今の制作会社に頼む場合は、過去の設計資料や素材が残っていれば、調査の重複を減らせる余地があります。ただし、前回と同じ担当者・同じ仕組みを使えるとは限らないため、再利用するものと新しく作るものを確認します。

別の会社へ頼む場合は、既存サイトの調査や、旧会社との引き継ぎが作業に加わることがあります。
一方、必要な資料と操作権限がそろっていれば進めやすくなるため、「他社制作だから全部作り直す」とは決めつけられません。

比べる軸今の制作会社へ聞くこと別の会社へ聞くこと
現状調査過去資料を使えるか調査する範囲は何か
素材の利用元データを使えるか受領と利用は可能か
移行と転送対象はどこまでか対象はどこまでか
公開切り替えメールも確認するかメールも確認するか
公開後の対応契約を継続するか契約をどう切り替えるか

この比較では、素材の利用条件と契約の終了条件も併せて確認します。新会社への移行が決まる前に旧契約を終えると、必要なデータやメールを引き継げなくなるおそれがあるため、解約の判断は切り替え計画と一緒に行います。

ホームページのリニューアル費用を抑える時に残す作業・後に回す作業

ホームページのリニューアル費用を抑えるなら、残せる内容を活用し、公開時に必要な機能を絞る方法から考えます。
たとえば、今も正しい原稿や使える写真を再利用できれば、新規制作を頼む範囲を減らせます。

公開時に確かめるもの

必要な情報と問い合わせ窓口
旧ページからのアクセス
データの保存と移行確認
サイト・メールの動作

後から追加を検討するもの

装飾のための動き
新しい特集ページ
今すぐ使わない機能
追加取材や写真の差し替え

ただし、この区分は自社の目的に合わせて変えます。採用が主目的なら募集要項や応募フォームは後に回せませんし、資料請求が目的なら資料のダウンロードと受付の確認が初回公開に必要な範囲になります。

その範囲を絞る時も、転送の設定やバックアップを省いて金額だけを下げる進め方は避けます。制作会社には「予算に収めるため、どこを残し、何を次回へ回す案か」と聞き、変更した範囲を見積もりに反映してもらいましょう。

制作会社へ見積もりを頼む前にそろえる情報と依頼文

ホームページのリニューアル見積もりは、今のサイトのURLと困っていることから依頼できます。管理情報が不明でも、その旨を伝えれば、調査の必要性を含めて話を進められます。

残す内容と機能
→
URLと管理状況
→
移行できる範囲
→
同じ対象で見積もり
調査で変わる項目と、追加作業を承認する手順も先に決める

手元にある範囲で、現在の契約先・残したい記事・更新したい箇所・公開希望をまとめます。公開日が決まっている場合は社内で原稿を確認する担当も伝え、制作の作業と自社の準備を同じ予定に載せます。

文例制作会社へ送る見積もり依頼文

現在のホームページのリニューアルを検討しています。サイトURLは[現在のURL]です。困っている点は[スマホで見にくい、情報を更新できない等]で、残したい内容は[お知らせ、製品ページ、PDF等]です。

現サイトの調査、データ移行、URLの引き継ぎと転送、ドメイン・サーバー契約の確認、メールとフォームの動作確認、原稿修正を、それぞれどこまで含めるか教えてください。調査前の概算と、調査後に決まる費用も分けていただけると助かります。

管理情報は[分かる範囲/分からない項目]、希望する公開時期は[時期]、予算は[目安/未定]です。追加作業が必要な場合は、着手前に内容と費用を相談する形で進めたいと考えています。

この文例は、不明な項目を「調査してほしいこと」として残せる形です。複数社へ送る場合は内容をそろえ、より詳しく条件を決めたい時はホームページの相見積もりに使える依頼文も確認すると、回答を比較しやすくなります。

ホームページのリニューアル費用に関するよくある質問

Qホームページのリニューアル費用は、相場だけで判断できますか?

Aホームページのリニューアル費用は、ページや機能、原稿、移行の範囲によって変わるため、相場だけでは判断できません。同じ作業を含めた見積もりをそろえ、対象外と追加費用の条件を確認します。

QWordPressのホームページは、全部作り直す必要がありますか?

AWordPressのホームページを全部作り直す必要があるかは、残すデータと必要な機能を新しい環境で使えるかによって変わります。記事の移行とテーマ・プラグインの互換性を分けて調べ、再利用できる範囲を決めます。

Qリニューアルでも今のドメインをそのまま使えますか?

Aリニューアルでも今のドメインを継続する方法はありますが、登録や契約の状況を先に確認します。ドメインを維持しても下層ページのURLが変わる場合は、別途、引き継ぎ表と転送の確認が必要です。

Q今の制作会社へ頼む方が費用を抑えられますか?

A今の制作会社へ頼む方が費用を抑えられるとは一律に言えません。過去の資料を使えるかと、移行・原稿・公開後の対応をどこまで含むかを、別の会社と同じ条件で比べます。

Q旧サーバーや保守契約は、いつ解約すればよいですか?

A旧サーバーや保守契約の解約時期は、Webとメールの移行、必要データの保存、転送の継続場所を確認してから決めます。サイトの表示だけで完了とせず、契約上の解約条件も確認します。

Qリニューアル費用を抑えるために、自社でできる準備は何ですか?

Aリニューアル費用を抑える準備として、残すページと不要なページの仕分け、現在の事業情報の確認、写真やロゴの元データの用意ができます。技術的な移行や転送の検証は、担当する制作会社と分担します。

Q予算が決まっていなくても、見積もりを依頼できますか?

A予算が決まっていない段階でも、現在の課題と残したい内容を伝えて見積もりを依頼できます。先に調査が必要な範囲と、初回公開で必要な範囲を分けてもらうと、予算を検討する材料になります。

リニューアルの見積もりは、残すものを決めてから読む

古いホームページのリニューアルでは、新しく作る内容と、今のサイトから引き継ぐ内容を先に並べると、費用の理由が見えやすくなります。手元の見積もりに、データ・URL・契約・サーバー・原稿の扱いが書かれているか、確認するところから始めてください。

要点見積もりを受け取ったら

含む・別料金・対象外を同じ項目で確かめ、必要な作業と公開後の対応をそろえてから依頼先を決めます。

弊社では、予算や作りたい範囲に合わせて、残す部分と新しく作る部分を柔軟に調整しています。予算がまだ決まっていない場合も、今のサイトで困っていることからご相談いただけます。