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Shopifyのストア分析に注釈を追加する方法 広告・セールの日付と売上を一緒に振り返る

Shopifyの施策と売上を結ぶ注釈

Shopify(ショッピファイ)の売上グラフに、広告を始めた日やセール期間のメモを残せるようになりました。ストア分析の注釈を使うと、数字の変化と自社で実施した施策を同じ時間軸で振り返れます。

メモが担当者の記憶や別の表に分かれていると、翌月の会議で「その日に何を変えたか」を探すところから始まりがちです。
Shopifyの注釈を追加する手順と記入例を押さえ、保存後の表示や共有範囲まで確かめておきましょう。

Shopifyのストア分析で注釈を付けると何がわかる?

Shopifyの注釈は、レポートの時間軸に出来事の背景を添える記録で、広告開始や商品の発売、仕入先の変更などを売上の推移と並べられます。2026年10月1日の公式発表により、スタッフが自分でタイトルや説明、日付を入力する手動の注釈も追加されました。

出典: Shopify Changelog「Add your own notes to Shopify Analytics」(英語)

たとえば広告を増やした日に売上も上がっていたら、その日付を起点に対象商品や流入経路を調べるきっかけになります。ただし、同じ日にセールや欠品解消も起きていれば、売上の変化には別の要因も含まれるでしょう。

注釈が残すのは出来事の背景なので、注釈だけで「この広告が売上を増やした」と確定することはできません。数字の変化を調べる入口として使えば、担当者が交代した時も施策の履歴を共有しやすくなります。

自動で付く注釈と、自分で残すメモを分ける

注釈の作成元は、Shopify・インストールしたアプリ・スタッフの3つで、商品の公開やテーマ公開などの自動イベントと、スタッフが入力した広告やセールの記録を同じパネルから確認できます。

要点手動注釈には、自社で実施した変更を残す

自動で残るストアのイベントに加え、広告の配信開始、セール期間、商品ページの変更などを手動で記録できます。あとで施策を比べたい時は、出来事の名前だけでなく「何を変えたか」まで添えると役立ちます。

Shopifyレポートへ注釈を追加する手順

Shopifyの注釈を追加するには、管理画面の「分析」→「レポート」を開きます。その前に、レポートを開く権限と、最初のディメンションが時間になっていることを確かめてください。

ここでいうディメンションとは、数字を何で分けるかという集計の切り口です。
この場合は日付などの時間を先頭に置き、時間軸のあるグラフで施策日を見られる状態にします。

時間を先頭にする
→
日付と変更点を残す
→
対象日の記録を見る
保存後は表示期間と絞り込みまで確認

パソコンでは注釈パネルから作成する

管理画面で売上などを日別に確認できるレポートを開いたら、「注釈」パネルの作成アイコンを選びます。
このパネルで、出来事の名前と実施日をそろえて次の順番で入力します。

  1. タイトルを入力する。広告名やセール名に変更点を添え、後で検索できる名前にします。
  2. 開始日と終了日を選ぶ。1日の出来事なら開始日を、複数日にわたる施策なら終了日も指定します。必要に応じて「時間を追加」から開始・終了時刻を入れられます。
  3. カテゴリーを選ぶ。内容に合うアクティビティタイプを選択します。自動提案された候補を変えてもよく、該当するものがなければ「カスタム」の「その他」を選びます。
  4. 説明を添える。対象商品や変更した内容を短く書きます。説明は任意ですが、日付だけでは思い出せない条件を残す用途に向いています。
  5. 保存して対象日を確かめる。注釈パネルとタイムラインに記録が加わったか確認します。グラフに出ない時は、注釈の表示設定も見直します。

入力の上限は、タイトルが75文字、説明が150文字なので、施策名・対象・変更点を絞って記録します。
説明を長い議事録にするよりも、変更の要点を短く残す方が、売上のグラフを見ながら読み返しやすいでしょう。

出典: Shopifyヘルプ「Shopifyレポートの注釈」

スマホはShopifyアプリのストア分析から開く

スマホで追加する場合は、Shopifyアプリのメニュー→「ストア分析」→「レポート」へ進み、対象のレポートで注釈のアイコンと作成アイコンを選びます。入力するタイトル、日付、カテゴリー、説明はパソコンと共通で、最後に「保存」またはチェックマークで保存します。

どちらの端末でも、入力しただけで画面を閉じず、保存した記録が残っているかを確かめるところまで進めてください。施策の終了日が未確定なら、確定後に手動注釈を編集する運用を決めておくと、期間の記録をそろえられます。

広告・セールの注釈は「実施した事実」で残す

Shopifyのストア分析に残すメモは、施策名・対象・変更点を後から再現できる文章にすると使いやすくなります。「広告変更」だけでは予算を変えたのか、画像を差し替えたのか判断できないため、変更した部分まで具体化します。

記入例は施策の期間と変更内容を組み合わせる

次の例は、自社の施策に置き換えて使う記入例です。
実際の成果を示す事例ではないので、日付欄には自社で実施した日や期間を入れてください。

施策タイトルの例説明に残す内容
広告新商品広告を開始配信先・対象商品
セール秋のセール開始対象・割引条件
商品ページ配送案内を変更変更箇所・内容

広告を記録するなら、タイトルは「新商品の広告を開始」、説明は「対象は秋の新作、画像を商品単体から使用場面に変更」のように、どの施策で何を変えたかを説明欄に残せます。予算の変更と画像の変更が別の日なら、記録も日付を分けておく方が、数字の変化をたどりやすくなります。

セールでは実際の割引期間と告知の期間がずれることもあるため、メルマガの送信や広告開始と、割引が使える期間を混同しないようにします。予約公開の予定と割引の期限の分け方は、Shopify Rolloutsでセールを予約公開する手順でも確認できます。

成果の評価と、実施した変更を混ぜない

注釈には、「売上を改善した施策」より「実施した変更」を先に書くことをおすすめします。まだ効果を確かめていない段階で成果を言い切ると、その言葉を根拠に次回も同じ施策を選びかねません。

注釈に残す事実

広告を開始した日
対象商品と変更点
セールの実施期間

レポートで確かめる評価

注文や売上の変化
流入経路と客単価
費用を含めた判断

そのうえで、売上や注文数を確認してから施策の評価を別に整理します。確認できた事実と、まだ確かめていない原因を混ぜないことが、次の販促判断を誤らせないための基準になります。

Shopifyの注釈が表示されない時の確認順

Shopifyで保存した注釈が見えない場合は、レポートの形式、表示設定、絞り込みを順に確認します。注釈をもう一度作る前に、表示できる条件と、表示対象から外れていないかを分けて見てください。

時間の切り口

最初のディメンションが時間で、時間軸のあるグラフかを確認。

表示の範囲

出来事の日付が表示期間に入り、注釈の表示が有効かを確認。

絞り込み

カテゴリーや作成者が、目的の記録を除外していないかを確認。

時間軸のある自由形式レポートで確認する

注釈は、時間が最初のディメンションになっているレポートで使い、表やドーナツグラフのように時間軸がない表示では出ません。そのため、日付を横軸に持つグラフへ切り替えて確認します。

方式にも制約があり、コホート方式やマルチストアレポートでは利用できません。コホートは同じ時期に購入した顧客などをまとめて追う分析方式なので、注釈を見る時は自由形式のデータ探索に切り替えます。

非表示とフィルターを見直してから保存する

注釈は初期状態では非表示のため、設定パネルの「視覚化」→「注釈を表示する」を有効にするか、注釈パネルの表示アイコンを選びます。その後、対象日がレポートの期間に入っているか、カテゴリーや作成者の絞り込みで消えていないかを見直します。

とくにスタッフが手動作成したメモを探す時は、作成者をShopifyや特定のアプリだけに限定していないかを確認してください。絞り込みの選択はレポートと一緒に保存されるため、次回も同じ記録を見るなら、表示を整えた後にレポートを保存します。

注意自動注釈の生成条件を、手動追加の条件にしない

Shopifyが自動生成する注釈には注文実績の条件がありますが、これは手動で注釈を入力するための共通条件ではありません。作成アイコンが見つからない時は、レポート権限と表示形式を先に確かめ、利用可能なレポートについては契約プランの範囲も確認してください。

Shopifyの注釈を共有・編集・削除する時の注意

Shopifyの手動注釈は、レポート権限を持つスタッフと共有する施策履歴で、同じ権限があれば他のスタッフが作成した注釈も編集・削除できます。この共有範囲を踏まえ、個人だけが見るメモのつもりで使わないようにしましょう。

この共有範囲に加え、ストアの注釈へアクセスできるアプリは、タイトル、説明、日付、アクティビティタイプを読み取れます。アプリは作成スタッフの氏名にはアクセスできませんが、顧客情報やログイン情報、社外へ出せない内容は注釈に入れない運用が必要です。

変更は、同じ注釈を表示するレポートへ反映される

手動注釈は特定のレポートだけのメモではなく、同じ日付とアクティビティタイプの注釈を含む対象レポートにも表示されます。売上用に入力した出来事を別の分析でも見られるため、レポートごとに同じ施策を重複登録する必要はありません。

編集する時は注釈パネルで対象を探し、カーソルを合わせて横3点のメニューから「編集」を選び、内容を変えて保存します。削除も同じメニューから進めますが、変更や削除は、その注釈を表示するすべてのレポートに反映される点を先に共有してください。

一方、Shopifyやアプリが生成した注釈は、スタッフが編集・削除できません。自分たちの手動注釈と区別するため、操作する前に作成者を確認し、チーム内でも修正する担当と判断基準を決めておきます。

会議資料へ渡す時は、施策の履歴も別に添える

Shopifyの注釈はレポートのエクスポートには含まれないため、数字だけを外へ渡すと施策の背景が抜けます。社内会議や外部の広告担当者との確認では、対象期間に実施した変更も別の表や資料に添えてください。

その資料では、数字の報告と次に変える内容までそろえると話が進めやすくなります。見る指標や運用担当者への質問を整理したい場合は、広告運用レポートの見方を参考にできます。

ストア分析と販促日程を同じ条件で振り返る

Shopifyのストア分析で施策を振り返る時は、注釈で出来事を確認してから、比較条件と数字を確かめる順に進めます。施策日と売上の変化が重なっていても、原因を1つに絞る前に、同時に起きた変更を拾っておきましょう。

期間・曜日・指標をそろえて売上を見る

セール期間と通常期間では、日数や曜日の構成が違うだけでも比較の条件が変わります。注釈で実施期間を確認したら、同じ長さの期間と同じ指標で見比べ、チャネルやフィルターもそろえておきます。

  • 対象期間の広告・セール・商品変更を注釈で確認したか
  • 比較する期間の長さと曜日の構成を確認したか
  • 売上の指標、チャネル、フィルターをそろえたか
  • 注文数と平均注文金額も合わせて確認したか

たとえば売上が増えた時でも、注文が増えたのか、1件あたりの注文金額が上がったのかで、次に調べる内容が変わります。さらに広告とセールが重なったなら、参照元やキャンペーンごとのレポートで、どの経路から注文に進んだかを確認します。

Shopifyのアトリビューションは、売上をどの接点に割り当てるかという集計方法です。
マーケティングレポートでこの方法を変えるとチャネルの見え方も変わるため、施策を比較する時は同じモデルでそろえます。

出典: Shopifyヘルプ「マーケティングレポート」

売上の増加を確認した後は、割引や広告費を差し引いた利益も確かめると、次回の増額を判断しやすくなります。判断の基準を作る場合は、粗利から広告の損益分岐点を出す方法で、売上と費用をどこまで含めるかを整理できます。

計測方法の変更を、販促の成果と取り違えない

Shopifyでは2026年9月21〜23日にセッション計測の変更が適用される案内があり、注文や売上が変わらなくても、セッション数やコンバージョン率が動く場合があります。セッションは訪問のまとまり、コンバージョン率は訪問から購入に進んだ割合なので、数え方の変更も数字に影響します。

出典: Shopifyヘルプ「Shopify Analyticsでのセッションとコンバージョン率の変更」

この期間をまたいで施策を比べるなら、コンバージョン率の上昇だけを広告改善の成果にしないよう、注文や売上も合わせて見てください。変更の対象を整理したShopifyのアクセス数と計測変更の解説と照合すると、実際の販売の変化を切り分けやすくなります。

メモ振り返りの担当を決めて、記録と判断をつなぐ

施策を実施した人が変更点と実施日を記録し、レポートを確認する人が比較条件と数字をそろえる運用にします。兼務で同じ人が担当する場合も、実施した事実と効果の評価を分けて残しておけば、次回の判断に使えます。

注釈についてよくある質問

QShopifyの注釈を追加する方法は?

AShopifyの注釈は、管理画面の「分析」→「レポート」で対象を開き、「注釈」の作成アイコンから追加します。タイトル、日付、カテゴリーを入れ、必要なら説明や時刻を添えて保存します。

QShopifyの注釈にセール期間を指定できますか?

AShopifyの手動注釈には、単一の日付だけでなく開始日と終了日を指定できます。開始時刻と終了時刻も任意で追加できるため、自社で実施した期間に合わせて記録します。

QShopifyの注釈はスマホでも追加できますか?

AShopifyの注釈はスマホのShopifyアプリでも追加でき、メニューの「ストア分析」→「レポート」から対象を開きます。注釈の作成アイコンを選び、入力後に「保存」またはチェックマークで保存します。

QShopifyで保存した注釈が表示されない理由は?

AShopifyの注釈は、最初のディメンションが時間である対象レポートに表示されます。時間軸の有無、自由形式、注釈の表示設定、日付範囲、カテゴリーと作成者の絞り込みを順に確認します。

QShopifyの注釈は他のスタッフも編集できますか?

AShopifyの手動注釈は、レポート権限を持つスタッフなら他のスタッフが作成したものも編集・削除できます。Shopifyやアプリが生成した注釈は編集・削除できません。

QShopifyの注釈はレポートごとに作る必要がありますか?

AShopifyの手動注釈は、同じ日付とアクティビティタイプの注釈を含む対象レポートに共有されます。特定レポートだけのメモではなく、編集した内容もその注釈を表示するすべてのレポートに反映されます。

QShopifyの注釈で広告効果を自動計算できますか?

AShopifyの注釈は、施策や出来事の背景をレポートに添える機能で、元のレポート数値を変更しません。広告の成果は、期間や指標をそろえた比較と、チャネルやキャンペーンのレポートから別に確認します。

Shopifyの注釈で次回の販促へ引き継ぐ

Shopifyの注釈とは、施策や出来事の日付と内容をストア分析の時間軸に添え、数字の変化を調べるための記録です。
最初は次回も確認したい広告やセールを1件選び、何を変えたかが伝わるタイトルと説明を残すところから始められます。

その記録を保存したら、表示期間・作成者・比較する指標までそろえて振り返ると、次に増やす施策や見直す変更を話し合いやすくなります。出来事を記録して終わらず、次回の販促で何を変えるかまで、同じ履歴を使って引き継いでください。