忘年会の集客を始めるなら、告知文を作る前に、予約できる人数・予算・席・受付方法をそろえると準備が進みます。料理の写真を見た幹事が、そのまま候補を比べて申し込めるように、予約ページとLINE・SNSの案内を同じ条件でつなぎましょう。
「忘年会のご予約受付中」だけでは、幹事は参加人数や予算に合う店かを判断できません。
そこで、ページに載せる情報から受付開始・空席案内・予約確定の文例まで、自店の条件に合わせて使える形で準備します。
忘年会の集客は、埋めたい席と受付条件から決める
飲食店の忘年会集客では、最初にどの曜日・時間帯に、どの人数の予約を受けたいかを決めます。金曜の大人数宴会と平日の少人数会食では、紹介する席やコースも変わるため、予約台帳と席配置を見ながら告知の対象を絞ってください。
平日の会食
少人数で使える席と、開始できる時間を伝える。
団体の宴会
まとまって座れる人数と、料理提供の条件を伝える。
貸切の利用
受けられる日と人数、利用条件を確認してから案内する。
この時、店全体の席数と、同じグループが一緒に座れる人数を混同しないようにします。たとえば席が離れる可能性があるなら、その条件を先に示すほうが、問い合わせ後に話を戻さずに済みます。
2026年の準備は、条件整理から空席案内へ進める
今から準備する例としては、10月にコースと予約ページを整え、11月に受付を案内し、12月に空席情報を更新する順番が考えられます。これは全国共通の予約ピークではなく、店舗で作業を組むための例なので、自店の予約が早く入るなら案内も前倒しします。
一方、料金や席の条件が決まっていない段階で告知を始めると、後から案内を直すことになります。実施できると決まった内容だけを知らせる方針で、店内の担当者にも同じ資料を共有しておきましょう。
忘年会の予約ページは、幹事が比較できる順に作る
忘年会の予約ページは、人数・総額・コース内容・席・予約方法の順に読むだけで候補を判断できる形にします。専用ホームページがなくても、既存の店舗ページや予約サイトに同じ情報をまとめられるなら、その案内先から始めて構いません。
ただし、SNSの過去投稿を探さないと料金や変更条件が分からない状態は避けたいところです。説明が増えて1ページにまとめる必要が出てきたら、飲食店にホームページが必要になるケースも参考に、更新を続けられる案内先を選べます。
予約ページへ載せる項目
| 項目 | 載せる内容 |
|---|---|
| 対象日・人数 | 期間と受付人数 |
| 料金 | 税込総額と内訳 |
| コース | 料理・飲み物 |
| 利用時間 | 席と飲み放題 |
| 席 | 写真と配置 |
| 変更・取消 | 期限と連絡先 |
| 受付方法 | 窓口と確定時点 |
料金は「コース代」だけで終えず、飲み放題・席料などを含むか、別にかかる費用があるかを添えます。延長や追加注文が別料金ならその扱いも示し、表示額だけで会計が済むように誤解させない説明にしてください。
席の写真は料理と別に載せ、隣り合って座れる範囲や個室の形が分かるようにします。「個室あり」と広く書くより、完全な個室なのか、仕切りがある席なのかを説明すれば、幹事が参加者へ共有しやすくなります。
人数変更とキャンセルについても、連絡期限・連絡方法・費用の扱いを予約前に読める場所へ置きます。料金の取り扱いは店ごとに定めた内容を案内し、予約サイトを使う場合は、その画面の条件ともそろえましょう。
注意対応できる範囲を確認してから掲載する
アレルギー対応や貸切利用を案内する時は、調理環境・人数・日時の制限まで店内で確認します。相談を受けられることと、希望どおり対応できることは分けて伝えてください。
コースの説明は、含まれるものまで書く
次は編集部が作った説明用の文例です。約5,500円・4〜12名・利用2時間などの設定は実在店舗の価格や条件ではないため、自店で確定した情報に置き換えて使用してください。
文例予約ページに載せるコース案内
忘年会コースは、お一人様約5,500円(税込)で、料理と飲み放題を含みます。4〜12名様でご利用いただけ、席の利用は2時間、飲み放題のラストオーダーは終了30分前です。
コース料金に席料を含み、追加注文・延長は別料金となります。席の配置と空き状況は、ご希望日時・人数をいただいてから確認します。
このように内容をそろえたら、ページには受付後に店が確認して確定するのか、その場で予約が確定するのかも明記します。画面に表示する案内は利用中の受付方法に合わせ、申し込み後の通知と食い違わせないでください。
LINEの忘年会告知は、詳細と予約先までつなげる
LINE公式アカウントを使う店では、友だちに登録している人へのメッセージ配信で忘年会の受付を知らせられます。最初の一文で利用場面を伝え、人数とコースの条件、詳しい案内先へ続けると、読んだ人が次の行動を選べます。
予約受付を始める時のLINE文例
次の文例は、先ほどの説明用コースと、リッチメニューに「忘年会の詳細・予約」を設置した場合の案内です。まだそのリンクを用意していない店は、先に案内先を設定してから配信します。
文例友だちへ受付開始を知らせる
今年の忘年会は、お仲間とゆっくり食事を楽しみませんか。料理と飲み放題を含むお一人様約5,500円(税込)のコースを、4〜12名様で受け付けていますので、トーク画面下の「忘年会の詳細・予約」で内容をご覧ください。
ご希望日時と人数をお知らせいただいた後、当店からの確定連絡で予約成立となります。
この案内で特典を付ける場合は、利用できる日・人数・対象コースを同時に知らせるようにします。通常の再来店向け配信も準備するなら、飲食店のLINEクーポンに使える文例を使って、忘年会の条件と重ならない特典を整理できます。
空席は、日付と人数を確認したうえで案内する
空席案内では「まだ受付中」と繰り返すより、受けられる日・開始時間・人数を示します。予約状況は変わるので、配信前に台帳を確認し、根拠のない「残りわずか」を使わない運用にしてください。
文例空席が確認できた時の案内
12月11日18時開始の忘年会で、4〜6名様のテーブルをご案内できますので、お一人様約5,500円(税込)のコース内容をトーク画面下の「忘年会の詳細・予約」からご確認ください。
配信時点の空き状況のため、ご希望人数をお知らせいただいた後、当店からの確定連絡でお席をお取りします。
予約ページを毎回探さずに済むよう、スマートフォンのトーク画面下部にあるリッチメニューにも同じ案内先を設定できます。ボタン名は「忘年会の詳細・予約」のように、開いた先で何が分かるかを伝える短い言葉にします。
告知で伝えること
予約ページで確かめること
SNSで忘年会を告知する時は、料理と席を分けて見せる
SNSでの忘年会告知は、料理を選ぶ材料と、会を開ける席の情報を一緒に用意します。料理の写真だけでは人数や席の配置が分からないため、コースの内容が見える写真と、実際のテーブルや個室の写真を使い分けましょう。
SNSの投稿文には、予約先への行き方を添える
次は、プロフィールに忘年会の案内先を設置している店向けの編集部作成の投稿文例です。予約窓口が電話など別の方法なら、文末もその方法に合わせ、投稿を見た人が実際にたどれる案内先を示します。
文例料理と席の写真に添える投稿文
今年のお疲れさまを温かい料理を囲んでねぎらう、忘年会コースのご予約を受け付けています。料理と飲み放題を含むお一人様約5,500円(税込)で、4〜12名様の会食にご利用ください。
席の写真、コース内容、人数変更の条件はプロフィールの「忘年会予約」からご覧ください。ご希望日のお席は、当店からの確定連絡でお取りします。
投稿した後も、満席になった枠や終了した特典の案内は更新します。新しく見てもらうために広告を使う場合は、飲食店のインスタ広告で決める写真・配信地域・リンク先も確認し、受け入れたい予約と違う人へ広く出しすぎない計画を立てられます。
Googleから来る人も、同じ予約条件へ案内する
Googleビジネスプロフィールを使っている店では、予約につながるリンクを追加する機能も確認します。Google経由の人にも同じコース・席・変更条件を見せられるよう、すでに載っている予約先と今回の案内先を照合してください。
出典: Googleビジネスプロフィールヘルプ「ローカルビジネスリンク」
複数の予約先が表示される場合でも、料金や人数変更の条件が入口によって違わないようにします。利用できる機能や表示項目はアカウントの画面で確かめ、案内が古い場合は管理できる情報から修正しましょう。
問い合わせを忘年会の予約に変える受付と返信
問い合わせ後に店が空席を確認する受付では、連絡を受けた時点と、席を確保して予約が決まった時点を分けます。LINEのチャットやSNSのDMで希望を受け取っても、受付通知だけで予約確定と伝えないように、担当者の返信を用意してください。
まず希望を受け取り、返答できる時間を伝える
LINE公式アカウントのチャットは、利用者からの問い合わせに対応する窓口として使えます。なお、公式はチャット開始機能の宣伝目的での利用を避けるよう案内しているため、忘年会販促はメッセージ配信を基本にし、個別チャットは届いた相談への対応に使います。
出典: LINEヤフー「チャット」
返信例問い合わせを受け付けた時
忘年会のお問い合わせありがとうございます。ご希望日時・人数・コースを確認し、空き状況をご案内しますので、まだお決まりでない項目も含めてお知らせください。
この時点では予約は確定していません。担当者がお席を確認して返信しますので、当店の案内した返信時間までお待ちください。
この返信には、実際に確認できる返信時間を添えます。「すぐに返信します」と約束できない店は受付時間と返答の目安を具体的に決め、当日の急ぎの連絡を受ける方法も案内しておきましょう。
台帳へまとめ、確定返信に日時と条件を残す
電話・DM・予約サイトなど窓口が複数ある店は、同じ予約台帳で席の空きを管理する方法を決めます。紙でも共有表でも構いませんが、問い合わせ中・確認中・確定・取消を区別し、誰がどの席を確認しているかが分かる状態にします。
確定する前には、日時・人数・コース・料金の内訳・変更条件をもう一度照合します。別の担当者が確認中の席を、重ねて確定しない手順にして、希望どおり取れない場合は受けられる別日や時間帯を具体的に返してください。
返信例空席確認後に予約を確定する
12月11日18時から、6名様の忘年会コースでご予約を承りました。お一人様約5,500円(税込)で料理・飲み放題・席料を含み、席の利用は2時間、飲み放題のラストオーダーは終了30分前です。
追加注文・延長は別料金となります。人数変更やキャンセルは、事前にご案内した期限・条件に沿って当店の受付窓口へご連絡ください。
この確定返信に加え、人数変更やキャンセルの期限・費用・連絡方法を含む条件を、利用者が読み返せる形で残します。台帳にも同じ内容を記録すれば、当日の担当者が交代しても案内を引き継げます。
告知前の点検と、予約台帳で見る販促の成果
告知前は、同じ幹事がLINE・SNS・予約ページを見ても、条件が一致するかを点検します。特に受付開始直後は、案内文の出来に加えて、問い合わせへ返答できる担当者と時間を確保しておきます。
配信・投稿前の確認項目
- 受け付ける日・時間帯・人数が台帳と一致している
- 税込総額と含まれる料理・飲み物・席料をそろえた
- 席の写真と貸切・個室の説明が実際の配置に合っている
- 人数変更・取消の期限、費用、連絡先を事前に示した
- 告知の案内先と受付後の確定方法が分かる
- 空席情報を更新する担当者と返信できる時間を決めた
配信内容はプレビューやテスト配信で確認し、リンク先の名称と実際のページを照合します。その際、予約を取り消す予定のテスト申し込みを通常の予約に混ぜないよう、利用している受付方法に応じて確認の手順を決めてください。
反応を見たら、埋めたい枠の確定予約と来店へ戻る
忘年会販促の振り返りでは、確定した予約組数・人数・実来店・売上を、埋めたかった曜日と時間帯ごとに確認します。閲覧や問い合わせが増えていても、問い合わせ中の件数を確定予約へ足さない集計にして、予約まで進まなかった理由を受付記録から探します。
振り返り案内と受付のどこを直すか
問い合わせが来ない時は対象と告知内容を見直し、希望が合わない時はページの条件を見直します。確認後に途切れる時は、返答の時間と確定までの案内を確かめます。
たとえば希望人数と席の条件が合わない相談が続くなら、一緒に座れる人数を告知の早い位置へ出す修正をします。理由が確認できない時は効果を決めつけず、次の受付で聞く項目を決めれば、翌年の準備にも使える記録になります。
忘年会の集客でよくある質問
Q忘年会の集客はいつから始めればよいですか?
A忘年会の集客は、自店で予約が入り始める前にコースと受付条件を決めて準備します。2026年の準備例は10月に予約ページを整え、11月に受付を案内し、12月に空席を更新する順番ですが、過去の予約状況に合わせて前倒ししてください。
Q忘年会の予約ページには何を載せますか?
A忘年会の予約ページには、対象日・人数・税込総額と内訳・コース内容・利用時間・席・人数変更とキャンセルの条件・受付方法を載せます。申し込み後に予約が確定する時点も、利用する受付方法に合わせて明記してください。
Q忘年会の予約はLINEだけで受け付けてもよいですか?
A忘年会の予約は、店がチャットを確認できる体制を用意すれば、LINEを連絡窓口として受け付けられます。問い合わせ後に空席を確認する方法では、連絡を受けた時点と店からの確定連絡を分け、電話などほかの窓口の予約も同じ台帳で管理します。
Q忘年会の告知には割引を付ける必要がありますか?
A忘年会の告知に割引は必須ではなく、まず人数・席・コース内容を明示して、利用条件が合うかを判断できるようにします。特典を付ける場合は、採算と対象日・人数・対象コースを決めてから案内してください。
Q忘年会の希望日が満席の場合はどう返信しますか?
A忘年会の希望日が満席の場合は、台帳で確認できた別日・開始時間・人数の候補を具体的に返信します。空席を案内した時点では予約を確定せず、利用者の希望と条件を確認してから席を確保してください。
Q忘年会販促の成果はどの数字で判断しますか?
A忘年会販促の成果は、予約台帳の確定予約組数・人数・実来店・売上を、埋めたい曜日と時間帯ごとに確認します。問い合わせ中の件数を確定予約に含めず、希望人数や条件が合わなかった理由も記録してください。
受け入れたい枠を決め、案内と受付を同じ条件にそろえる
忘年会の集客は、幹事が店を選び、条件を確認し、予約を確定できる道筋を整えることです。まず自店が受け入れたい枠を決め、ページと告知文、受付返信を同じ条件でそろえるところから始めてください。
その準備が整ったら、来店後の年末年始の案内にもつなげられます。年末年始のSNS挨拶に使える例文で、お礼と次の営業日を一緒に伝える文章まで用意しておくと、年末の告知を更新しやすくなります。

