コンテンツへスキップ

Shopifyの売上レポートで色・素材別の売れ筋を確認する

色と素材の見本を売上記録と照合する図

Shopifyの売上レポートで色・素材別の売れ筋を探すときは、最初に何を一行として比べたいかを決めます。同じ商品内の「青・綿」を見たいのか、複数の商品をまたいで「青」や「綿」を合計したいのかで、開くレポートと必要な商品データが変わるため、商品単位の順位と属性単位の順位は別の数字として扱います。

このうち、Shopifyの標準レポートでは商品バリエーション単位の販売を確認できます。一方、色・素材を商品横断の軸にするには、レポートで使えるメタフィールドなどの属性が整っているかを確かめる必要があります。バリエーション名に色が書かれているだけで、色別の全商品合計まで自動表示されるとは考えないことが出発点です。

Shopifyの売上レポートで先に決めたい集計の単位

「売れ筋」は商品名だけで見れば十分な場合もあれば、同じ商品の色違いまで分けなければ発注に使えない場合もあります。Shopifyの売上レポートを開く前に、商品・バリエーション・属性のどの単位を知りたいかを決めると、数字の読み違いを避けられます。

商品単位

どの商品が売れたか。色違いは商品全体に含まれる。

バリエーション単位

同じ商品内の色・サイズ・素材の組み合わせを比べる。

属性単位

複数商品をまたぎ、色や素材の値でまとめる。

たとえば、シャツAの「青・綿」とシャツBの「青・麻」は別のバリエーションです。「青」全体を知りたいなら商品をまたぐ集計が必要になり、「綿」全体を知りたい場合も同じです。
商品のカテゴリーや商品タイプは、色・素材という属性とは別の分類なので、カテゴリ別売上と素材別売上を混同しないでください。

要点画面より先に「一行の意味」を揃える

商品名別、バリエーション別、素材別はそれぞれ違う問いです。結果を何に使うかを先に決めてから、必要なレポートと商品属性を選びます。

Shopifyの商品バリエーション別レポートで分かること

同じ商品の色違いや素材違いを比較するなら、管理画面の[分析] > [レポート]を開き、[販売]カテゴリーから「商品バリエーション別の販売合計」レポートを探します。Shopifyの公式ヘルプでは、このレポートを商品別より細かい売上内訳として説明しており、商品名・バリエーション名・SKUなどが判断の手がかりになります。

まず対象期間を固定し、同じ商品名の中でバリエーションごとの順位を見てください。色だけでなくサイズや素材も組み合わせたバリエーションなら、一行は「青」単独ではなく「青・M・綿」のような組み合わせになります。そのため、「青」だけの総販売量を別の商品まで含めて知りたい場合は、この一覧を眺めるだけでは足りません。

売上金額を読むときも、商品バリエーション別レポートには配送料が商品へ割り振られていない点に注意が必要です。そのため注文の請求総額や入金額と一行の売上を同一視しないでください。商品ごとの実績をさらに利益まで確かめたい場合は、費用の内訳も併せて確認します。

出典: Shopifyヘルプセンター「販売レポート」

Shopifyで色・素材別の売上を商品横断で見る条件

複数の商品をまたいで素材別の売れ筋を見たいときは、素材をレポートで扱える属性として持っているかを確認します。Shopifyは商品カテゴリーのメタフィールドを売上レポートのディメンションに使い、素材別の売れ筋を表示する例を公式ヘルプで示しています。色も同様に分析軸として使いたいなら、自社の商品データにどの属性をどう登録しているかが先です。

商品やバリエーションの対応するカスタムメタフィールドも、条件を満たせばディメンションやフィルターに使えます。作成時に「ストア分析でデータを絞り込むかグループ化する」オプションを有効にすると、レポート設定の候補へ表示されますが、値が空欄の商品は比較に使える情報がありません。色の表記が「紺」「ネイビー」に割れていれば集計も割れるため、属性名と値の統一まで確認します。

出典: Shopifyヘルプセンター「カテゴリーメタフィールドを使用した色の見本の追加」、「レポートの絞り込みと編集」

なお、バリエーション名をShopifyが自動で色や素材に分解し、全商品を横断して合計する仕様は公式資料で確認できません。その属性を使う列が選べるかは自社の管理画面で実際に確かめるのが安全です。商品情報を整える作業では、分析に使う属性だけでなく、購入者へ伝える情報も揃えておくとよく、Shopifyの商品説明に載せる内容も併せて見直せます。

商品データ

色・素材の値を登録し、表記を揃える。

レポート設定

対応属性をディメンションかフィルターに選ぶ。

判断

期間と指標を揃え、売上と在庫を照合する。

Shopifyの売上レポートで期間・指標・列を揃える手順

商品バリエーション別でも素材別でも、比較する期間と指標が違えば順位の意味が変わります。たとえばセール期間だけの売上と通常月の販売数量を並べても、色・素材の需要差だけを読み取れません。同じ期間、同じ販売チャネル、同じ指標を揃えてから比較し、異なる条件の順位を同じ売れ筋として扱わないでください。

  • [分析] > [レポート]から[販売]カテゴリーを開き、目的に合うレポートを選ぶ
  • 対象期間と比較期間を揃え、必要なら販売チャネルを絞る
  • 指標は売上金額か販売数量かを決め、商品名・バリエーション名・SKUを確認する
  • 素材などを横断比較する場合は、レポート設定の[ディメンション]または[フィルター]で登録済み属性を探す
  • 表示結果を保存して繰り返し使う場合は、カスタムレポートとして保存する

レポートの列は設定パネルの[指標]と[ディメンション]で調整でき、フィルターを使うと対象を絞れます。ただし、組み合わせる指標とディメンションには互換性があり、選べない項目が出ることも仕様上あり得ます。希望の列が出ない場合は、同じ画面で指標の選択も見直しましょう。

出典: Shopifyヘルプセンター「レポートの絞り込みと編集」

Shopifyのレポートに色・素材の列が出ないとき

色・素材の属性が見つからない場合、最初に商品データの入力状況と、メタフィールドの「ストア分析でデータを絞り込むかグループ化する」オプションを確認します。それでも候補に出なければ、メタフィールドの種類がレポートの対応範囲に入っているか、選択中の指標との組み合わせが可能かを順に調べてください。こうして原因を一つずつ切り分ければ、列が出ない理由を「Shopifyに機能がない」と即断せずに済みます。

注意見えないデータをゼロ売上として扱わない

属性の入力が欠けている商品は、素材別の比較から漏れることがあります。
未入力と実際の売上ゼロは別なので、レポートの合計と元の商品データを照合します。

もし管理画面のレポートだけで必要な単位を作れないなら、対応するレポートをCSVで書き出し、SKUと色・素材の対応表を使って集計する方法があります。ただし、書き出した一行が商品なのかバリエーションなのかを確認し、同じ注文を重複加算しないようにします。
大量の行がある場合も、画面表示だけを全件と見なさず、エクスポートの対象を確かめてください。

出典: Shopifyヘルプセンター「レポートのエクスポート」

売れ筋の順位を発注・販促へ使う前の確認

Shopifyの売上レポートで上位の色が見つかっても、それだけで追加発注を決めると在庫の偏りを広げることがあります。期間中に欠品していた色は販売できた日が少なく、割引で一時的に上位へ出た色は通常価格での需要と違うためです。売上、販売数量、返品や取り消し、販売可能な在庫を同じ期間と商品群で照合してから判断します。

Shopifyの販売レポートは、注文の調整や返品に伴う売上の取り消しも反映します。その指標名も更新されており、以前の「返品数量」は、返品に加えて返金・キャンセル・注文の編集で減った分まで含む「取り消し数量」に置き換わりました。現在の「返品数量」は実際に返品されたユニット数だけを数えるため、古い手順にある「返品数量」と同じ数字として読まないでください。売上上位と利益上位も違うため、商品の費用も合わせて確認します。送料など費用の扱いを確認するには、Shopifyの利益率レポートで注文単位の内訳を見ます。

発注に使うなら、売れ筋の色・素材だけでなく残っている数量を併せて見る必要があります。数字が合わないときはShopifyの在庫レポートで数量を確認する方法へ進み、品揃えや表示順を変える場合はコレクションの並び替えと商品データの関係も点検してください。

出典: Shopifyヘルプセンター「販売レポート」

Shopifyの売上レポートについてよくある質問

Q商品バリエーション別レポートだけで色別の合計は出せますか?

A商品バリエーション別レポートは、商品内の色・サイズ・素材などの組み合わせごとの実績を見る入口です。複数商品を横断して色だけを合計したい場合は、レポートで使える色の属性が登録されているか確認してください。

Q素材別の売上はどこで確認できますか?

AShopifyは、商品カテゴリーのメタフィールド「素材」を売上レポートのディメンションに使う例を示しています。自社の商品に素材値が入っているか、レポートの候補に表示されるかを順に確かめてください。

Qメタフィールドがレポートに出ないのはなぜですか?

A対応する型か、作成時に「ストア分析でデータを絞り込むかグループ化する」オプションを有効にしたか、商品に値が入っているかを確認します。選択した指標との互換性によって候補から外れる場合もあります。

Q商品カテゴリー別の売上と素材別の売上は同じですか?

A同じではありません。商品カテゴリーは商品の分類で、素材は商品の属性です。どちらを一行の軸にするかで、見える売れ筋が変わります。

Q売上が多い色をそのまま追加発注してよいですか?

A売上順位だけで決めず、欠品期間、割引、返品や取り消し、現在の在庫を同じ商品群で確認してください。売上と利益も同じ指標ではありません。

QレポートをCSVで書き出せますか?

AShopifyのレポートはCSVでエクスポートできます。商品やバリエーションの単位を確認してから、必要ならSKUと属性の対応表で集計してください。

Shopifyの売上レポートで色・素材別の売れ筋を確かめる順番

Shopifyの売上レポートで色・素材別の売れ筋を見るときは、まず一行を商品・バリエーション・属性のどれにするかを決めます。同じ商品内の比較なら「商品バリエーション別の販売合計」で足り、商品をまたいで色や素材を合計したいなら、その属性がレポートのディメンションに出るよう商品データとメタフィールドを整えておきます。そのうえで期間・販売チャネル・指標を揃えた順位を在庫や取り消しと照合してから、発注や販促に使ってください。

複数の商品で色・素材の表記が揃わず、どの列を基準に売上を集計すべきか迷う場合は、現状の商品データとレポートの一行の単位を先に確認しましょう。
Shopifyの運用設計から相談したい場合は、ノーサイドへお問い合わせください。