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採用サイトの写真は何を撮る?会社の雰囲気が伝わる撮影カット一覧

採用サイトで撮る写真の対象を示すイラスト

採用サイトの写真は、社員の顔を並べるだけでは足りません。求職者が知りたいのは、どんな場所で、誰と、どのように働くのかという入社後の具体像です。

撮影当日に「ほかに何か撮りますか」と迷わないよう、優先度つきの撮影カット一覧を用意しました。ページ別の使い分け、社員写真の同意、公開後の更新まで順に確認できます。

要点

写真は「働く場面・人の関係・仕事の細部」で揃える

採用サイトの写真は、きれいな集合写真よりも仕事と職場の実態を具体的に伝えることが先です。全景だけでなく、会話する距離感や手元の細部まで撮ると、ページごとの役割に合わせやすくなります。

採用サイトの写真は「働く場面・人の関係・仕事の細部」を撮る

採用サイトの写真で最初に押さえる対象は、働く場面、人の関係、仕事の細部の3つです。会社の外観や会議室だけでは、求職者が自分の働く姿を想像する材料が不足します。

厚生労働省のガイドラインでも、求職者が求める情報として職場の雰囲気や社風が挙げられています。写真では「仲が良い会社」と説明するより、相談、引き継ぎ、共同作業といった関係が見える場面を示す方が具体的です。

出典: 厚生労働省「求職者等への職場情報提供に当たっての手引」第3版

働く場面

仕事内容と職場を同時に見せる

人の関係

相談や連携の距離感を見せる

仕事の細部

道具や手元から業務を伝える

採用サイト全体の構成がまだ決まっていない場合は、先に採用サイトに必要なページと設計の考え方を整理すると、写真の使い道が決めやすくなります

採用サイトに載せたい写真の撮影カット一覧

撮影カットは、優先度Aを先に確保し、時間が残ればBとCへ進むと整理しやすくなります。撮影時間や必要枚数は会社ごとに違うため、枚数を固定せずページ上の役割で選んでください。

優先撮影カット伝わる情報
A実際の業務風景仕事内容
A社員同士の相談関係性
A一人で集中する姿仕事の深さ
A職場の全景働く環境
A社員のポートレート人柄
A仕事道具と手元業務の具体
B上司と部下の会話相談のしやすさ
Bチームの打ち合わせ進め方
B休憩や昼食の様子日常の空気
B受付と共用部来社時の印象
B設備と安全対策職場環境
B研修や指導場面育成方法
C建物の外観勤務地
C商品やサービス事業内容
C社内行事文化
C集合写真組織のまとまり

補足すべてを撮る必要はありません

営業、製造、医療、介護、EC運営では、伝えるべき仕事の細部が違います。応募者が入社後に最も長く過ごす場面から優先してください。

人物を中心に見せるページを作るなら、写真と質問内容を同時に設計します社員インタビューの設計手順社員紹介ページの作り方も合わせて確認すると、似た写真ばかりになるのを防げます。

採用サイトのページ別に写真を割り当てる

採用サイトの写真は、撮ってから配置を考えるのではなく、ページごとに一つの役割を与えてから撮ると無駄が減ります。同じ笑顔の写真を各ページへ繰り返すより、ページの問いに答える写真を選びます。

ページ写真の役割向くカット
トップ第一印象仕事中の主役
仕事紹介業務理解工程と手元
社員紹介人柄理解表情と会話
職場紹介環境理解全景と設備
募集要項行動後押し働く日常

たとえば社員インタビューでは、正面のポートレートだけでなく、本人が担当業務へ向き合う場面も用意します。文章で語る内容と写真が一致すると、読み手は仕事内容と人柄を結び付けやすくなります。

社員インタビュー記事の作り方では、質問設計から掲載後の活用まで解説しています。若手採用が中心なら、若手に伝わる採用サイト設計ページ割当の参考になります。

会社の雰囲気が伝わる採用サイト写真の撮り方

会社の雰囲気は、笑顔の多さだけでは伝わりません。全景・関係・細部の3つの距離で同じ仕事を撮ると、職場の広さ、人の関わり、仕事の具体が一続きになります。

場所を見せる
会話を見せる
仕事を見せる
同じ場面を3つの距離で揃えると、ページ上で物語としてつながる

さらに、同じ場面を横位置と縦位置で撮り、人物の左右に余白を残した構図も用意します。採用ホームページのPC表示、スマホ表示、見出し文字の配置に合わせて選択肢が増えます。

撮影者へ渡す構図チェック

横位置と縦位置を撮る

人物の左側と右側に余白を作る

カメラ目線と仕事中の自然な目線を分ける

全景、関係、細部の順で同じ場面を押さえる

演技を細かく指示しすぎると、日常とのずれが目立ちます。実際には行わない会議や作業を撮影のためだけに作るのは避けてください

採用サイトの写真撮影前に決めること

採用サイトの撮影準備は、カメラや服装より先に写真の用途と当日の責任者を決めます。撮影者へ会社案内だけを渡しても、必要な場面の優先順位までは伝わりません。

撮影前の確認項目

写真を使うページと掲載位置

優先カットと撮れない場所

出演者、代役、撮影責任者

写してはいけない画面、書類、顧客情報

服装、名札、机上、設備の整え方

写真の利用目的と掲載期間

当日は、部署ごとの通常業務を止めない順番で進行表を作ります。機密資料や顧客情報が写る場所は先に洗い出し、画面を閉じる、書類を裏返す、撮影区域から外すなどの対応を決めます。

注意撮影許可と情報管理を同時に確認する

出演者の同意があっても、画面内の顧客名やホワイトボードの予定まで公開してよいとは限りません。人物と背景を別々の確認項目にしてください。

掲載後に困らない採用サイト写真の同意・更新ルール

個人を識別できる社員写真は、個人情報として扱います。個人情報保護委員会は、写真の利用目的を本人へ通知または公表し、不特定多数への公開については本人の同意を得ておくことが望ましいと案内しています。

出典: 個人情報保護委員会「従業者の写真の取扱い」

撮影前に決める

利用する媒体
掲載する期間
二次利用の範囲
同意の確認方法

公開後に管理する

掲載ページ
元データの場所
差し替え期限
退職時の対応

同意書を保管するだけでは、退職や異動のときに写真を探し切れません。氏名、掲載ページ、撮影日、同意範囲、元ファイル、差し替え期限を写真台帳へまとめます。

採用情報そのものも、実態に即した正確かつ最新の内容へ保つ必要があります。制服、設備、働き方、組織構成が変わった写真は、年次の採用情報見直しと一緒に確認してください。

出典: 厚生労働省「求職者等への職場情報提供に当たっての手引」第3版

採用サイトの写真で避けたい失敗

採用サイトの写真で避けたいのは、実際の職場より良く見せることを優先する状態です。写真と入社後の体験に差があると、応募前に必要な判断材料を提供できません。

回避見栄えは良くても情報が減る写真

フリー素材だけで構成する
実在する職場や社員が見えず、会社固有の情報が残りません。

笑顔の集合写真だけを並べる
仕事内容、設備、日常の関係が読み取れません。

若い社員だけを意図的に選ぶ
募集対象を年齢で限定しているような印象を与えるおそれがあります。

古い写真を更新しない
現在の職場や働き方と掲載内容がずれていきます。

募集・採用では年齢制限が原則禁止されており、厚生労働省は写真やコピーで若者だけを求める印象を与えないよう案内しています。実際の構成をゆがめる人物選定は避け、職種や年代の幅を実態に合わせてください

出典: 厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」Q&A

公開時には、画像のファイル名と代替テキストも整えます。Googleは説明的なファイル名とaltを推奨していますが、検索語を並べるのではなく画像の内容を簡潔に説明することが基本です。

出典: Google検索セントラル「Google画像検索SEOベストプラクティス」

代替テキストは画像の目的と周辺文脈で変わります。装飾目的の画像まで同じ説明を繰り返さず、W3Cの意思決定資料を参考に情報を伝える画像か、装飾画像かを分けてください。

出典: W3C Web Accessibility Initiative「Alt Decision Tree」(英語)

採用サイトの写真に関するよくある質問

採用サイトの写真撮影とは、仕事・人・職場の実態をページの役割に合わせて記録し、継続的に更新する工程です。

Q採用サイトの写真は何から撮ればよいですか?

A採用サイトの写真は、実際の業務風景、社員同士の相談、職場の全景、仕事道具と手元から優先してください。応募者が仕事内容と働く環境を同時に想像しやすくなります。

Q採用サイトの写真は何枚必要ですか?

A採用サイトの写真に一律の必要枚数はありません。ページごとに伝える内容を決め、同じ写真の使い回しが起きない範囲で必要カットを選びます。

Q社員はカメラ目線と仕事中の写真のどちらがよいですか?

A社員紹介にはカメラ目線、仕事紹介には仕事中の自然な目線が向きます。採用サイトでは両方を撮り、掲載ページの役割に合わせて使い分けてください。

Qスマホで撮影した写真でも使えますか?

Aスマホで撮影した写真でも、明るさ、構図、解像度、情報管理を満たせば使えます。ただし複数ページで統一感を出す撮影は、撮影者と構図ルールを揃える必要があります。

Qフリー素材を採用ホームページに使ってもよいですか?

A採用ホームページで補助的に使うことはできますが、社員や職場の代わりにはなりません。会社固有の情報を伝える主要部分には実際の写真を使います。

Q社員写真の掲載同意はどう管理しますか?

A社員写真の掲載同意は、利用目的、掲載媒体、掲載期間、二次利用の範囲を説明して記録します。掲載ページと元ファイルも写真台帳で管理してください。

Q退職した社員の写真はどうすればよいですか?

A退職した社員の写真は、事前に定めた同意範囲と社内ルールに沿って確認します。掲載継続が不要なら、写真台帳から掲載ページを特定して差し替えます。

次の一歩撮影前にページと写真の対応表を作る

カット一覧から優先度Aを選び、掲載ページ、出演者、場所、同意範囲を書き込んでください。採用サイトの構成と撮影を一緒に整理したい場合は、ノーサイドへご相談ください