件名が「請求書の支払いが完了していません-***********」となっているメールは、お名前.comが確認したフィッシングメールです。2026年8月26日、お名前.comは同じ件名と誘導内容を公式に公表しました。
メールに心当たりのある請求額や会社名が書かれていても、本文のボタンやURLから支払方法を更新しないでください。
本当の請求は、メールを閉じてからブックマークか手入力でお名前.com Naviを開けば確認できます。
すでにリンクを開いた場合も、表示しただけか、ID・パスワードやカード情報まで入力したかで対処は変わります。慌てて端末や契約を触る前に、自分が行った操作から分岐を選びましょう。
警告メール内の支払いボタンを押さない
未払いでドメインが止まると急かされても、メールからログインやカード情報の入力へ進まないでください。請求の有無は、別経路で開いた公式管理画面を正として判断します。
お名前.comの「請求書の支払いが完了していません」はフィッシングメール
お名前.comの公式注意喚起によると、確認された件名は「請求書の支払いが完了していません-***********」です。公式注意喚起では、件名末尾が伏せ字で示されています。
本文は、自動支払いを処理できなかったため支払方法を更新する必要があると装っています。
支払いの失敗を理由にリンク先へ誘導する流れ自体が、今回公表された手口です。
出典: お名前.com「【注意】お名前.com を装ったフィッシングメールにご注意ください(8/26更新)」(2026年8月26日)
ただし、今回と件名が少し違うから本物、という判断もできません。件名の一致は危険を見つける材料ですが、安全の証明にはならないためです。
要点該当件名なら操作を止める
この件名のメールはフィッシングとして扱い、リンク・添付・返信を止めるのが最初の判断です。実際の未払いが心配でも、確認先を公式Naviへ切り替えます。
別サービスを装う請求メールでも基本は同じです。たとえば、XServerを名乗る迷惑メールの見分け方でも、差出人の見た目ではなく公式画面へ入り直す確認方法を紹介しています。
お名前.comのフィッシングメールを受信した直後の行動
お名前.comを装うフィッシングメールを受け取ったら、「止める」「公式から確認する」「記録して処理する」の順で動きます。メールの真偽を受信箱の中だけで決めようとしないことが、初動の軸です。
リンク・添付・返信を止める
本文のボタン、テキストリンク、QRコード、添付ファイルには触れません。確認を求めて同僚へ送るときも、リンクを押せる状態のまま転送せず、件名や受信時刻をスクリーンショットなどで共有します。
ブックマークか手入力で公式Naviを開く
普段利用しているブックマークか、ブラウザのアドレスバーへnavi.onamae.comを直接入力して、お名前.com Naviを開きます。検索広告や受信メールのボタンを入口にしない方が、確認経路を分けられます。
証拠を残してから削除・社内共有する
社内報告や相談が必要なら、件名、表示された差出人、受信日時、本文、操作した内容を残します。
保存が終わったら迷惑メールとして処理し、同じメールを受信した人がいないか確認してください。
メモ社内共有では「このメールは開くな」だけでなく、請求確認はブックマークからNaviへ入るところまで伝えると、次の担当者も同じ行動を取れます。
お名前.com Naviで請求画面を確認する手順
お名前.comの請求が本当に残っているかは、メール本文ではなくNaviの「ご請求情報」で確かめます。メールの文面を何度読み返しても、契約画面の事実確認にはなりません。
「マイページ」から「お支払情報」を開く
お名前.com Naviへログインしたら、画面右上の「マイページ」をクリックします。次に「お支払情報」項目内の「ドメインサービス」から「ご請求情報」を開いてください。
請求日・請求額・請求番号を照合する
請求一覧では、請求日と請求額を確認できます。ドメインの請求は請求番号を選ぶと対象の詳細を確認できるため、メールの主張ではなく、管理画面の対象ドメインを見て判断しましょう。
複数のお名前IDを使っている会社は、一つのIDで請求が見つからないだけで「未払いなし」と決めないことも大切です。公式ヘルプは、IDごとにログインして確認するよう案内しています。
出典: お名前.comヘルプ「【ドメイン】クレジットカードの請求内容を確認したい」
- メール内リンクではなく、ブックマークか手入力でNaviを開いた
- 請求日・請求額・請求番号を管理画面で確認した
- 対象ドメインが自社管理分と一致するか見た
- 複数のお名前IDがある場合はIDごとに確認した
更新料が想定より高く見える場合は、フィッシングとは別に料金の内訳を確認する必要があります。お名前.comのサービス維持調整費と請求額の見方も使い、正規画面に出た金額の理由を切り分けてください。
判定Naviに請求があってもメールは開かない
実際の請求が存在することと、受信メールが本物であることは別です。正規の請求があっても、支払い手続きはNavi側から進めるという経路を守ってください。
お名前.comの偽メールを見分ける確認点
お名前.comの公式ヘルプは、ログインが必要な正規メールには原則として「お名前ID」「ご契約ドメイン名」「ご契約サービス名」などが記載されると案内しています。これらが無いメールは、不審点として扱えます。
主な公式URLとして、navi.onamae.com、cart.onamae.com、www.onamae.com、help.onamae.comなども示されています。
ただし、文字列が似ているかをメール内で見比べるだけでは不十分です。
差出人の名前やメールアドレスは偽装でき、リンクの表示文字と実際の移動先を変えることもできます。「本物らしい要素を探す」より「メールとは別の入口から事実を取り直す」方が、担当者による判定差を減らせます。
出典: お名前.comヘルプ「弊社サービスを装ったフィッシングメールについて」
- 支払い失敗や停止期限を使って、その場の操作を急がせる
- メール内リンクからID・パスワード・カード情報を求める
- お名前ID、ドメイン名、ご利用サービスの記載がなく、契約との対応を確認できない
- 差出人や署名の見た目だけで安全だと思わせる
- 返信、QRコード、添付ファイルなど別の誘導経路を使う
回避真偽確認のためにリンクを開く
鍵マークやロゴを見比べるために偽サイト候補を開く必要はありません。公式Naviへ別経路で入り、同じ請求があるかを確認すれば判断できます。
会社全体で迷惑メールの確認方法を揃えるなら、中小企業のフィッシング・迷惑メール防止5ステップへ広げると、お名前.com以外のサービスにも同じ基準を使えます。
フィッシングサイトを開いた・情報を入力した場合の対処
すでにお名前.comのフィッシングサイトを開いたなら、「何を見たか」ではなく「何を入力・実行したか」で対処を分けます。受信しただけの人と、カード情報を送信した人では優先行動が異なるからです。
受信・閲覧のみ
リンクや添付に触れていなければ、記録後に迷惑メールとして処理。
ページ表示のみ
入力・ダウンロード・アプリ実行の有無を確認。
認証情報を入力
正規サイトで変更し、使い回し先と二段階認証も見直す。
カード情報を入力
カード会社へ連絡し、利用停止や再発行の指示を受ける。
メールを受信・表示しただけの場合
メール本文を表示しただけで、リンク、添付、返信、情報入力をしていないなら、件名と受信時刻を記録して迷惑メールとして処理します。社内の別担当へ同じメールが届いていないかも共有してください。
リンクを開いたが何も入力していない場合
IPAは、フィッシングサイトを表示しただけで、情報入力やアプリのインストールをしていなければ、基本的に被害は発生していないと案内しています。ページを閉じたうえで、入力、ファイルのダウンロード、通知許可、アプリ実行がなかったかを振り返りましょう。
「一度開いただけだから完全に安全」と範囲を広げて断定しないでください。ファイルが保存された、警告が出た、端末の挙動が変わった場合は、ネットワークから切り離して社内の管理者や保守窓口へ連絡します。
出典: IPA「インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中」(2025年8月28日)
ただし、お名前.comのヘルプは、フィッシングサイトを開いてしまった場合の対応として端末をネットワークから遮断し、セキュリティソフトでウイルスチェックを行うよう案内しています。入力していなくても不安が残るなら、この手順まで済ませておくと、判断を先送りせずに区切りを付けられます。
出典: お名前.comヘルプ「弊社サービスを装ったフィッシングメールについて」
お名前IDとパスワードを入力した場合
偽サイトへお名前IDとパスワードを入力した場合は、正規のNaviを手入力で開き、直ちにパスワードを変更します。同じパスワードをメールや他サービスで使っているなら、そちらも別の文字列へ変更してください。
変更後は二段階認証を設定し、登録情報や契約に見覚えのない変更がないかを確認します。メール側のパスワードも入力した場合は、メールの転送設定やログイン履歴も確認対象です。
クレジットカード情報を入力した場合
カード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力した場合は、カード会社の公式窓口へ速やかに連絡します。メール本文に書かれた電話番号は使わず、カード裏面や公式アプリ、公式サイトの窓口を利用してください。
利用停止、再発行、利用明細の確認はカード会社の指示に従います。お名前.comのパスワード変更だけではカードの不正利用対策にならないため、入力した情報ごとに連絡先を分けましょう。
添付ファイルや不審なアプリを実行した場合
添付を開いた、不審なアプリを入れた、構成プロファイルや通知を許可した場合は、端末を社内ネットワークから切り離します。その後、勝手にファイルを消して証拠を失う前に、社内の管理者や端末の保守窓口へ操作内容を伝えてください。
Webサイトやサーバーへの不正アクセスも疑われるなら、不正アクセス時に確認する管理者・ログ・不審ファイルの順番も参考になります。サービスは異なりますが、記録を残してから影響範囲を絞る考え方は共通です。
最優先入力した情報から封じ込める
本物かもしれないと検討し続けるより、認証情報はパスワード変更、カード情報はカード会社への連絡、アプリ実行は端末隔離へ進んでください。
相談先と社内報告で残す情報
相談先は、入力した情報と起きている事象で分けます。お名前.comのアカウントや契約は公式サポート、カード情報はカード会社、不審な送金や被害は警察のサイバー事案相談窓口へ伝えてください。
警察へ相談するときは、受信したメール、アクセスしたURL、入力した情報、被害内容を整理しておくと説明しやすくなります。緊急性や被害の有無に応じ、都道府県警察のオンライン窓口や最寄りの警察署を利用します。
出典: 警察庁「フィッシング対策」
- 件名・受信日時・差出人表示を保存した
- 開いたURLを、再度アクセスせず記録した
- 入力した情報をID・パスワード・カードに分けた
- ダウンロードやアプリ実行の有無を確認した
- 不審な請求・ログイン・契約変更の有無を整理した
相談メール本文の窓口を使わない
電話番号や問い合わせ先も偽装できます。カード裏面、公式アプリ、手入力した公式サイトから連絡先を取り直してください。
会社のお名前.com管理で再発を防ぐ
会社のお名前.com管理では、個人の認証設定と社内の確認手順を分けて整えると、担当者が変わってもフィッシングメールへの初動を揃えられます。
アカウント側
社内運用側
二段階認証とパスワードを見直す
お名前.comのパスワードは他サービスと使い回さず、二段階認証を設定します。パスワードが漏れても、別の確認要素を加えることで不正ログインのリスクを下げられます。
認証方法を増やすときは、担当者の退職やスマートフォン紛失も想定し、復旧経路を決めておきましょう。二段階認証とログインできないときの備えでは、別サービスの例から認証アプリ・SMS・復旧手段を分ける考え方を確認できます。
請求とドメイン更新の担当を台帳にする
お名前IDの管理者、支払い担当、対象ドメイン、更新時期、公式Naviのブックマークを社内台帳へまとめます。フィッシングメールが届いたときに、誰がどの画面を確認するかまで決めてください。
外部の保守会社が関わる場合も、請求確認、パスワード変更、端末調査の担当範囲を分けます。ホームページ保守会社へ頼める作業と契約範囲を使うと、障害時の連絡先を整理しやすくなります。
対策今日決めるのは一つの確認経路
お名前.comの請求・更新・認証は、メールからではなく公式Naviから確認すると社内で決めてください。短く、担当者が替わっても使えるルールです。
お名前.comのフィッシングメールでよくある質問
Q「請求書の支払いが完了していません」というメールは本物ですか?
A件名が「請求書の支払いが完了していません-***********」のメールは、お名前.comが2026年8月26日に確認したフィッシングメールです。リンクを開かず、公式Naviから請求を確認してください。
Qお名前.comの本当の請求はどこで確認できますか?
Aブックマークか手入力でお名前.com Naviへログインし、右上の「マイページ」をクリックして、「お支払情報」項目内の「ドメインサービス」から「ご請求情報」へ進みます。
Qフィッシングサイトを開いただけなら何をすべきですか?
A情報入力やアプリのインストールをしていなければ、ページを閉じてダウンロードや通知許可の有無を確認します。ファイル保存や端末の異変があれば、社内管理者へ連絡してください。
Qお名前IDとパスワードを入力した場合は何をしますか?
A正規のNaviを手入力で開いてパスワードを変更し、使い回し先も別のパスワードへ変えます。二段階認証を設定し、登録情報や契約に不審な変更がないか確認してください。
Qカード情報を入力した場合はどこへ連絡しますか?
Aカード裏面、公式アプリ、公式サイトにあるカード会社の窓口へ速やかに連絡します。利用停止、再発行、明細確認はカード会社の指示に従ってください。
Q差出人がお名前.comなら安全ですか?
A差出人名やメールアドレスの表示は偽装できるため、安全の証明にはなりません。メール内リンクを使わず、公式Naviの請求・契約情報を確認します。
Q会社で同じ迷惑メールを受け取った人がいる場合はどう共有しますか?
Aリンクを押せる状態で転送せず、件名、受信日時、差出人表示、操作の有無を共有します。請求確認はメールではなく公式Naviから行うこともあわせて伝えてください。
お名前.comの請求はメールではなくNaviで確認する
お名前.comのフィッシングメール対策は、メールの見た目で真偽を決めず、公式Naviから請求を確認することです。
「請求書の支払いが完了していません-***********」という件名なら、リンクを押さず、ブックマークか手入力でNaviを開くところから始めてください。入力済みなら、認証情報、カード、端末のどれを触ったかに応じて、該当する対処を先に終えましょう。

