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LINEヤフー広告「検索クエリーマッチング」提供開始 配信の仕組みと設定方法

検索クエリー拡張と検証の図解

LINEヤフー広告の検索クエリーマッチングは、登録キーワードだけでは拾いきれない検索意図へ、配信対象を広げるために提供が予定されている新しい設定です。
キャンペーンと広告グループの設定、検索クエリーレポートでの確認までを一つの運用として設計することで、導入後の判断に迷いにくくなります。

ただし、2026年9月13日時点ではまだ「提供開始予定」です。公式の実施予定日は翌9月14日(月)であり、日程が変わる可能性も案内されているため、設定や配信開始の直前に最新表示を確認してください。

要点

先に押さえる3つの結論

提供状態
9月13日時点では9月14日開始予定。開始済みとは断定しない。

設定順
広告グループで使う場合も、上位キャンペーンを「利用する」にする。

判断方法
オンにして終わらず、検索クエリーレポートで費用と成果を確認する。

検索クエリーマッチングは2026年9月14日提供開始予定

LINEヤフーは2026年7月7日に新機能を告知し、9月11日の更新で名称と実施予定日を案内しました。
初回告知時の「AIキーワード拡張」は、現在の「検索クエリーマッチング」へ名称変更されています。

確認項目公式案内
対象検索広告
予定日2026年9月14日
旧称AIキーワード拡張
現名称検索クエリーマッチング

ここで見落としやすいのは、告知日と提供日が同じではないことです。
管理画面に項目が見えない段階で、アカウント不具合と決めつけないでください。

最初に公式お知らせで実施状況を見てから、対象キャンペーンと操作権限を確認する順序なら、不要な設定変更を避けられます。2026年9月13日時点の公式表示は「アップデート予定」で、日程変更の可能性も注記されています。

出典: LINEヤフーfor Business「検索クエリーマッチングの提供開始について」

検索クエリーマッチングの仕組みとインテントマッチとの違い

検索クエリーマッチングは、登録キーワードに加えて、検索利用者の意図、キーワードとの関連性、レスポンシブ検索広告のアセット、ランディングページ(LP)の内容などを基に、関連性が高いと判断された検索クエリーへ配信を広げる設定です。

検索意図

利用者が何を探しているか

キーワード

入稿語句との関連性

広告アセット

見出しや説明文の内容

LP

遷移先ページの内容

検索クエリーマッチングは「キーワードが不要になる機能」ではありません。
入稿キーワードとの関連性自体が判断材料に含まれるため、商材や顧客像が伝わるキーワード設計は引き続き必要です。

比較軸インテントマッチ検索クエリーマッチング
設定単位キーワードキャンペーン/広告グループ
主な役割語句の一致範囲関連クエリーへ拡張
確認場所キーワード設定階層設定とレポート

既存の完全一致、フレーズ一致、インテントマッチは、個々のキーワードへ指定するマッチタイプです。一方、検索クエリーマッチングは個々のキーワードへ付け替えるマッチタイプではなく、キャンペーンまたは広告グループ単位で有効にする別設定として告知されています。

注意未開示の処理順は推測しない

既存マッチタイプとの優先順位や、対象外キーワードとの詳細な処理順は今回の公式資料で確認できません。他媒体の似た機能を根拠に、同じ仕様だと決めつけないことが安全です。

設定前にそろえる5つの条件

検索クエリーマッチングをオンにする前に、機能が判断に使う材料と、成果を測る材料を分けて点検します。
計測できない状態で配信だけ広げると、良い変化か費用の拡散かを判定できません。

  • 検索広告の標準キャンペーンであることを確認する
  • 広告グループごとに商品・地域・検索意図をそろえる
  • レスポンシブ検索広告の見出し・説明文とLPを一致させる
  • コンバージョン計測と直近の実績を確認する
  • 既存の対象外キーワードと比較前の基準値を保存する

広告グループ内のテーマを一つに寄せると、キーワード、広告文、LPの関係を読みやすくなります。これは成果を約束する方法ではありませんが、どの検索意図を広げたのかを後から説明しやすい進め方です。

コンバージョン欄に数値が出ていても、タグが正しく発火しているとは限りません。設定前には、LINEヤフー広告のコンバージョン設定状況の見分け方も参照し、計測の現在地を確認しておきましょう。

対象外キーワードは、不要な検索への配信を抑えるための既存機能です。マッチタイプごとの考え方をGoogle広告の例で解説した除外キーワードのマッチタイプ比較で整理してから、必要な検索意図までまとめて除外しないよう、自社に不要な意味だけを除くようにします。

準備比較前の状態を残す

費用、クリック、コンバージョン、CPAなど、社内で判断に使う指標を同じ期間で保存します。変更日と変更者も一緒に残すと、後日の振り返りが容易です。

検索クエリーマッチングをキャンペーンで設定する方法

検索クエリーマッチングのキャンペーン設定は、対象キャンペーンを選び、キャンペーン設定を編集して保存する流れです。まずは公式お知らせで提供完了を確認し、その後に管理画面を開きます。

検索広告を見る
→
利用するを選ぶ
→
変更を記録する
提供状態を確認してから設定し、保存後は変更内容を記録する

設定手順は次の順番です。
(1)広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示
(2)サイドメニューから「キャンペーン」を開いて対象を選択
(3)「キャンペーン設定」から「編集」を押す
(4)「検索クエリーマッチング」を「利用する」にして保存

公式ヘルプの基本導線は「キャンペーン設定」から編集する流れです。
提供開始後に表示名や配置が更新される可能性があるため、ラベルが見つからないときは画面をむやみに触らず、提供状態と対象種別から確認します。

出典: LINEヤフー広告ヘルプ「キャンペーンの設定情報の編集【検索広告】」

切分項目が見えないときの確認順

公式の提供状態、キャンペーン種別、編集権限、再読み込みの順で確認します。原因が確定する前にキャンペーンを作り直す必要はありません。

広告グループ単位の検索クエリーマッチング設定

広告グループ単位で検索クエリーマッチングを使う場合は、上位キャンペーンと対象広告グループの両方を「利用する」にする必要があります。広告グループ側だけを変更しても、親側が利用しない設定なら機能を使えません。

上位キャンペーン

先に「利用する」
対象範囲の土台

対象広告グループ

続けて「利用する」
試す単位を選ぶ

広告グループの操作は、サイドメニューから「広告グループ」を開き、対象を選んで「広告グループ設定」から「編集」を押す流れです。
保存後に親と子の設定状態をまとめて記録しておくと、設定漏れを見つけやすくなります。

出典: LINEヤフー広告ヘルプ「広告グループの設定情報の編集【検索広告】」

警告広告グループだけでは不十分

親キャンペーンの設定を先に確認してください。広告グループだけをオンにして検証を始めると、配信されない理由を成果不足と取り違える恐れがあります。

検索クエリーレポートで検索クエリーマッチングの配信結果を確認する

検索クエリーマッチングを利用した配信は、検索クエリーレポートの「検索クエリーのマッチタイプ」欄で識別します。
該当行に「検索クエリーマッチング」と表示されるため、通常のキーワード由来の配信と分けて確認できます。

見る項目読み取ること次の行動
検索クエリー意図の関連性残す/除外候補
費用配分の偏り範囲を調整
コンバージョン目的への貢献通常KW候補
CPA獲得効率継続を判断

クリック率(CTR)だけで良し悪しを決めないことが大切です。問い合わせや購入が目的なら、費用、コンバージョン、獲得単価(CPA)を同じ期間で見ながら、商材との関連性も検索クエリーごとに読みます。

  • マッチタイプ欄で対象行を絞り込む
  • 商材・地域・対象者との関連性を読む
  • 成果が良い語句は通常キーワード候補へ分ける
  • 不要な語句は対象外キーワード候補へ分ける
  • 設定前後を同じ期間長・同じCV定義で比べる

公式ヘルプでは、多くの利用者に検索されたと判断されたクエリーが表示対象と説明されています。
レポートに出ない検索クエリーを「配信ゼロ」と判断しないようにしましょう。

検索クエリーレポートとキャンペーン全体の合計が一致しない場合も、すぐに集計不具合と決めつける必要はありません。検索語句がすべて表示されない理由は、媒体こそ異なりますが検索語句レポートで確認できる範囲でも考え方を整理できます。

出典: LINEヤフーfor Business「検索クエリーマッチングの提供開始について」 / LINEヤフー広告ヘルプ「検索クエリーレポート」

運用検索クエリーを2つに振り分ける

成果と関連性がある語句
通常キーワードとして管理する候補へ。

商材と無関係な語句
対象外キーワードとして追加する候補へ。

出典: LINEヤフー広告ヘルプ「対象外キーワードについて」

API・広告スクリプトで設定する場合の注意

検索広告API v20では、検索クエリーマッチングに対応するフィールドがCampaignServiceとAdGroupServiceへ追加されました。
キャンペーン側はenable、広告グループ側はdisableという逆向きの名前なので、同じTRUEを送ればよいと考えると設定を取り違えます。

階層フィールド利用する値
キャンペーンenableAiSettingTRUE
広告グループdisableAiKeywordExpansionFALSE

広告グループ側のフィールド名には旧称の名残がありますが、v20リリースノートでは検索クエリーマッチングへの対応として案内されています。片方のフィールドだけで利用状態を判定せず、v20対応、対象が標準キャンペーンか、親キャンペーンの値、広告グループの値を一組で確認してください。

出典: LINEヤフー広告API Developer Center「検索広告API v20リリースノート」

回避名前だけで真偽値を推測しない

送信前に公式リファレンスとテスト結果を照合し、既存キャンペーンの値まで新規作成時の初期値から推測しないようにします。

安全に試すための運用ルール

検索クエリーマッチングは、LINEヤフーがキーワード追加や見直しの手数削減、広告効果の向上を見込む機能です。ただし、公式は個別アカウントの改善率や成果を保証していません。

そのため、小さく設定し、同じ条件で読み、判断を次の設定へ戻すという検証サイクルが向いています。広告予算の基準が曖昧なら、先に売上目標からWeb広告予算を決める方法で上限と判断軸をそろえておきましょう。

変更前を残す
→
小さく試す
→
語句を分ける
結果を通常キーワード・対象外キーワード・次の検証範囲へ戻す

設定変更の前後では、期間長とコンバージョン定義をそろえ、初日だけで結論を出さずに、検索クエリーの意味と事業成果を一緒に読むことで、単なるクリック増を成功と取り違えにくくなります。

また、いつ誰が何を変えたかを残すと成果推移との関係を後から説明しやすく、媒体は異なりますが、広告の変更履歴を成果と照合する方法も運用記録の作り方として参考になります。

LINEヤフー広告の検索クエリーマッチングでよくある質問

Q検索クエリーマッチングはいつから使えますか?

A検索クエリーマッチングの公式実施予定日は2026年9月14日(月)です。2026年9月13日時点では「アップデート予定」で、日程が変わる可能性も案内されています。

QAIキーワード拡張と検索クエリーマッチングは別機能ですか?

AAIキーワード拡張と検索クエリーマッチングは別機能ではありません。初回告知時の「AIキーワード拡張」から名称が変更されました。

Q検索クエリーマッチングはどのキャンペーンで使えますか?

A検索クエリーマッチングの対象はLINEヤフー広告の検索広告です。公式APIリファレンスでは標準キャンペーンのみ指定可能とされています。

Q検索クエリーマッチングは広告グループだけで有効にできますか?

A検索クエリーマッチングを広告グループで利用する場合も、上位キャンペーンを「利用する」に設定する必要があります。

Q検索クエリーマッチングとインテントマッチの違いは何ですか?

Aインテントマッチは登録キーワードへ指定するマッチタイプです。検索クエリーマッチングはキャンペーンまたは広告グループで有効にする別設定として告知されています。

Q検索クエリーマッチングの配信結果はどこで確認できますか?

A検索クエリーマッチングの配信結果は、検索クエリーレポートのマッチタイプ欄で「検索クエリーマッチング」と表示された行から確認できます。

Q検索クエリーマッチングをオンにすれば必ず広告効果が上がりますか?

A検索クエリーマッチングによる成果は保証されていません。LINEヤフーは広告効果の向上を見込むとしていますが、自社のコンバージョンと費用を設定前後で確認する必要があります。

提供開始後は小さく試して結果で判断する

要点機能より先に検証条件を決める

検索クエリーマッチングとは、複数の関連情報を基に配信対象を広げ、検索クエリーレポートで結果を検証する設定です。オンにする範囲、見る指標、残す・除く基準を先に決めましょう。

社内で対象範囲や計測条件を整理しきれない場合は、株式会社ノーサイドへのお問い合わせからご相談ください。広告管理画面の操作だけでなく、LP・計測・レポートを含む運用設計まで、現在の体制に合わせて整理します。

注記設定前に公式お知らせを再確認

この内容は2026年9月13日時点の公式情報に基づいています。実施日、管理画面の表示、対象範囲が更新されていないかを公式お知らせで確認してから設定してください。