お名前.comのパスキーログインは、指紋・顔認証や端末の画面ロックを使ってNaviへ入る方法で、2026年9月28日に提供が始まりました。
登録後もお名前IDとパスワードは使えるため、普段のログインを便利にしながら、端末が手元にない時の入口も残せます。
設定はお名前.com Naviの「ログインセキュリティ」から進めますが、PCとスマートフォンではメニューの開き方が少し異なります。
会社のドメインを管理するなら、登録方法とあわせて、紛失や担当者交代の時に誰が入れるかまで整えておきましょう。
お名前.comのパスキーログインで変わること
お名前.comのパスキーは、毎回パスワードを入力する代わりに、登録した端末などで本人確認を行う仕組みです。
対応する認証方法は保存先や端末によって異なり、指紋・顔認証のほか、PINや画面ロックも利用できます。
この認証は正しいサイトのドメインと結び付くため、偽サイトへパスワードを入力させる手口への対策になります。
公式発表ではパスキーの登録・利用は無料とされており、2026年10月1日時点では従来のID・パスワードによるログインも継続しています。
出典: GMOインターネット「お名前.com」パスキーログイン提供開始(2026年9月28日)
ただし、パスキーだけで端末紛失や担当者の不在まで解決できるわけではなく、アカウントへ入る手段が個人に集中した状態は残ります。
管理する名義や連絡先も含めて見直す時は、会社のドメイン管理で確認する項目から整理すると、認証以外の抜けも見つけやすくなるでしょう。
お名前.comのパスキー設定前に確認する端末と連絡先
お名前.comのパスキー設定は、対応する端末・OS・ブラウザと、端末側の本人確認設定を用意してから進めます。
PCを開ける状態でも、指紋やPINなどが未設定なら、先に端末のサインイン・画面ロックの設定を確認してください。
登録する端末
会社で利用を認めたPCやスマートフォンを選び、本人確認を設定する。
受信できる連絡先
登録完了通知や再発行の案内を受け取れるメールを確認する。
使えない時の入口
お名前IDとパスワードの管理場所、予備の登録端末を決める。
対応ブラウザとして公式発表に挙がっているのはChrome・Edge・Firefox・Safariで、最新バージョンの利用が推奨されています。
古いOSやブラウザ、アプリ内ブラウザの一部では使えないことがあるため、メールやSNSから開いた画面で進められない時は標準ブラウザに切り替えましょう。
- 登録先は会社が利用を認めた端末か
- 端末の指紋・顔認証やPIN、画面ロックを利用できるか
- OSとブラウザを更新でき、標準ブラウザでNaviを開けるか
- お名前.comの登録メールを現在も受信できるか
- 端末が使えない時のID・パスワードの管理場所が分かるか
この準備では、パスキーの保存先が会社の管理方針に合うかも確認しておきたいところです。
例えば、担当者の個人スマートフォンだけに依存すると、退職や端末交換で管理が止まりかねませんので、予備の入口まで決めてから登録すると安心です。
登録を促すメールが届いた場合も、保存済みの公式ブックマークからNaviを開く運用にしておくと、メールのリンクを信頼する必要がありません。
不審な請求メールの見分け方は、お名前.comを装ったフィッシングメールへの対処で確認できます。
お名前.comのパスキー登録方法をPCとスマートフォンで分ける
お名前.comのパスキー登録は、Naviで登録を開始し、端末側で保存と本人確認を済ませる流れです。
PCでもスマートフォンでも、この二つの操作を終えてからNaviの完了表示を確認します。
PCでは「マイページ」から登録する
PCでお名前.com Naviにログインしたら、右上の「マイページ」から設定画面へ進みます。
途中でドメイン更新の案内が表示された場合は、「更新画面から移動する」を選ぶと登録の操作を続けられます。
- 「マイページ」を開き、「ログイン情報の確認・変更」内の「ログインセキュリティ」を選ぶ。
- 「パスキー認証設定」の「設定」を開き、右上の「パスキー登録」を押す。
- 登録する端末を識別できる名前を入力し、「決定」で進む。
- OSやブラウザが表示する認証画面で保存先・利用する認証方法を選び、画面の案内に従う。
- 保存後に「OK」などの案内を終え、Naviで「パスキーを登録しました」の表示を確認する。
端末名は、「管理用PC」「会社スマートフォン」など用途が分かる名前にすると、後で登録先を照合しやすくなるでしょう。
公式ガイドでは名前を登録後に変更できると案内されていますが、入力時にパスワードやPINそのものを名前へ書き込む必要はありません。
スマートフォンでは「メニュー」から会員情報を開く
スマートフォンのお名前.com Naviでは、右上の「メニュー」から「会員情報」へ進む点がPCと異なります。
ドメイン更新の画面が出ている場合も右上のメニューを開き、次の順に操作してください。
- 「会員情報」→「ログインセキュリティ」をタップする。
- 「パスキー認証設定」の「設定」を開き、「パスキー登録」を選ぶ。
- 端末を識別できる名前を入力し、「確定」で進む。
- 表示されるシステムの画面で保存するパスキーと認証方法を確認し、本人確認を終える。
- Naviで登録完了の表示を確認する。
この途中で「このサイトを離れますか?」が出た場合、公式ガイドは「このページを離れる」を選ぶ手順を示しています。
Apple端末の操作例ではiCloudキーチェーンを有効にし、Face IDやTouch IDを準備する案内もありますので、iPhoneで進める時は端末側の設定も見ておきましょう。
完了表示と通知メールまで確認する
お名前.comのパスキー登録が完了すると、Naviに「パスキーを登録しました」と表示され、会員情報の連絡先メールへ設定完了の通知が送られます。
登録ボタンを押したことだけで終えず、この表示と通知を確認するのが完了判定です。
出典: お名前.com Navi公式ガイド「パスキー認証設定」
お名前.comで登録したパスキーを使ってログインする
お名前.comに登録したパスキーは、次回以降のログイン画面でパスキーによる認証を選ぶことで利用できます。
登録した保存先や端末が使える状態で操作し、求められた指紋・顔認証や画面ロックの本人確認を行いましょう。
会社で複数のお名前IDを使っている場合は、認証が成功した後に管理ドメインの一覧も照合します。
別のアカウントへ入っていれば必要な契約が見つからないため、ログインできたことと、目的のドメインを管理できることは分けて確認する必要があります。
その時に端末が使えなければ、お名前IDとパスワードを使う従来の入口へ切り替えられます。
ただし、追加の認証が表示された場合は画面の指示に従い、ログインを急ぐためにセキュリティ設定を無計画に解除することは避けてください。
お名前.comのパスキーが使えない時の入り方と切り分け
お名前.comのパスキーが使えない時は、登録できない状態と、登録した端末を使えない状態を分けると対処を選びやすくなります。
そこからID・パスワードと登録メールの有無を確認し、使える入口へ順に切り替えましょう。
| 起きていること | 先に確認するもの | 進む先 |
|---|---|---|
| 登録ボタンなし | OS・ブラウザ | 標準ブラウザ・更新 |
| 端末を使えない | ID・パスワード | 従来ログイン |
| ID等が不明 | 登録メール | 公式の再発行 |
| メールも使えない | 登録連絡先 | 公式問い合わせ |
「パスキー登録」が表示されない・動かない場合
お名前.comの公式ガイドでは、古いOSやブラウザを使うと「パスキー登録」ボタンが表示されないと案内されています。
ボタンがないだけで契約の問題と決めつけず、標準ブラウザでNaviを開き直して環境を確認してください。
開き直しても進めない場合は、OS・ブラウザの更新状況と、端末の本人確認設定を順に見ます。
メール・SNSのアプリ内ブラウザでは動かないことがあり、生体認証やPINに非対応、または未設定の端末も利用できないため、認証が使える別の端末を選ぶ方法もあります。
登録したスマートフォンを紛失・故障した場合
パスキーを登録した端末が手元になくても、お名前IDとパスワードによるログインは引き続き利用できます。
公式ヘルプはPCとスマートフォンなど複数デバイスへの登録も勧めているため、予備の登録端末を用意しておくと、その端末を使う選択肢も持てます。
出典: お名前.com公式ヘルプ「パスキー認証とは何ですか?」
お名前IDやパスワードが分からない場合
お名前.comのID・パスワードが不明なら、登録メールを受信できるかを確認して、公式のリマインダー・再設定の案内へ進みます。
お名前IDは登録完了や請求のメールに記載されている場合もあるので、会社で保存した契約関連メールも探してみてください。
パスワード再設定では、お名前IDと会員情報に登録したメールアドレスなどを求められます。
受付完了になっても入力情報が登録内容と違えばメールが送られないことがあるため、届かない時は受信箱だけでなく入力したID・メールも照合しましょう。
なお、二段階認証を設定している場合は、パスワードの再設定でも指定された方法での認証が必要です。
端末を失った時に必要なメールやSMSまで同じ端末に集中していないかを、復帰できるうちに確認しておくと備えになります。
出典: お名前.com公式ヘルプ「お名前ID・パスワードを忘れた場合」
登録メールを受信できず、再発行もできない場合
お名前.comは、登録メール以外の宛先へIDやパスワードを自動案内することはできないと説明しています。
この状態で再発行を繰り返しても進まないため、利用中のドメインと登録連絡先の状況をまとめ、公式のお問い合わせ窓口へ連絡してください。
登録住所やFAXが有効なら、その宛先へ案内を依頼する方法が公式に用意されています。
一方、住所とFAXも使えない場合は、変更経緯を証明する公的書類の提出が必要とされているので、現在の登録状態に合う案内を公式ヘルプで確認しましょう。
出典: お名前.com公式ヘルプ「登録メールを利用できず再発行できない場合」
会社のドメイン管理で引き継ぐ情報
会社でお名前.comのパスキーを使うなら、日常の操作担当と、担当者が不在の時に復帰できる人を決めておくと管理を続けやすくなります。
これは端末を増やせば終わる話ではなく、誰がどのアカウント・端末を管理するかを記録する運用です。
普段の操作担当
復帰と引き継ぎの担当
たとえば担当者が外出している間に契約更新が必要になる場合、その人のスマートフォンが戻るまで何もできない状態は避けたいところです。
会社で管理する予備端末や、ID・パスワードを権限のある人が確認できる保管方法を選び、実際に入れるかまで確かめておきましょう。
| 管理する項目 | 記録しておく内容 | 見直すタイミング |
|---|---|---|
| お名前ID | 対象契約・管理者 | 契約追加・担当変更 |
| 登録端末 | 識別名・管理者 | 端末交換・紛失 |
| 登録メール | 受信担当・確認日 | 担当変更・アドレス変更 |
| 復帰手段 | 認証情報の保管場所 | 担当変更・定期点検 |
この表にはパスワードやPIN自体を書き込まず、保管場所と管理者を記録します。
共有範囲が広い台帳へ認証情報を並べると別の漏えい経路になるため、認証情報は会社の方針に沿ってアクセスを制限してください。
担当者が変わる時は、端末の引き継ぎと一緒にお名前.comの会員情報・登録メールを確認すると、通知を受け取れない状態も防ぎやすくなります。
保守会社へ任せている場合も、保守契約に含まれる作業の範囲を確認して、認証や連絡先の管理を誰が担当するか決めておきましょう。
認証を整えてもドメインの更新期限は別に管理する必要があるため、ログイン確認後に更新の設定も見直しておくと一度の作業でつながります。
ドメインの有効期限と自動更新の確認方法を使い、認証・連絡先・更新の三つを管理メモへ残すのがおすすめです。
よくある質問
Qお名前.comのパスキーは無料で登録できますか?
Aお名前.comのパスキーは、2026年9月28日の公式発表で登録・利用料金が無料と案内されています。対応する端末・OS・ブラウザと、端末側の本人確認設定が必要です。
Qパスキーを登録するとパスワードでログインできなくなりますか?
Aお名前.comでは2026年10月1日時点で、パスキー登録後もお名前IDとパスワードによるログインを利用できます。端末が手元にない場合に備え、従来の認証情報も管理しておきます。
Q指紋センサーがないPCでもパスキーを使えますか?
Aお名前.comのパスキーは、生体認証以外にPINや画面ロックなどにも対応します。利用できる認証方法は端末や保存先によって異なるため、実際に表示される認証画面で確認します。
Q「パスキー登録」ボタンが表示されないのはなぜですか?
Aお名前.comの公式ガイドでは、古いOSやブラウザで登録ボタンが表示されないと案内されています。標準ブラウザで開き直し、OS・ブラウザの更新と端末の本人確認設定を確認します。
Qパスキーを登録したスマートフォンを紛失したらどう入りますか?
Aお名前.comには、お名前IDとパスワードを使う従来の方法でログインできます。公式ヘルプは複数端末への登録も勧めているため、会社で管理できる予備端末も事前に用意しておくと備えになります。
Q指紋や顔の情報がお名前.comへ送られますか?
Aお名前.comの公式ヘルプでは、指紋や顔などの生体情報はお名前.comのサーバーへ送信・保存されないと説明されています。本人確認は端末側で行われます。
Q登録メールも使えずID・パスワードを再発行できない時は?
Aお名前.comは登録メール以外の宛先へ認証情報を自動案内できません。登録住所などが有効かを確認し、利用ドメインと連絡先の状況をまとめて公式窓口へ問い合わせます。
登録と復帰手段をセットで整える
お名前.comのパスキーを使い始める時は、登録、再ログイン、端末が使えない時の入口までを続けて確認すると、普段の便利さと継続管理の両方を整えられます。
まずは会社で管理する端末と受信できる登録メールを用意し、PC・スマートフォンの該当手順から進めましょう。
ドメインやサーバーの契約情報が複数の担当者・制作会社に分かれ、管理者や引き継ぎ範囲を整理しきれない場合は、利用中のドメイン、契約先、現在の管理担当が分かる資料を用意して、ノーサイドへご相談ください。
弊社ではホームページの保守管理も扱っており、認証情報そのものを問い合わせ本文へ貼らずに、現在の管理状況から相談を始められます。

